ねこうさです。
実母が余命宣告されました。
進行性のがんです。
4ヶ月毎の肺の持病で定期検診へ行き、その時に見つかりそのまま入院。1月の出来事です。
進行が早く胸水がすでに溜まっていて抜く+生検だけで2週間の入院。既に持病を2つ抱えているので極端に痩せています。
更にがんは大動脈を覆ってしまい手術はおろか、体力的な面から抗がん剤は積極的には勧められていない状態です。
しかし、少しでも前向きな診断が欲しい両親はセカンドオピニオンというドクターショッピングに近い事をしてきましたがどこの病院も同じ結果でした。
なかでも3件目のオピニオンは国の中で一番信頼がおける病院だったのですが、そこで思うような診断が出ず両親がパニックになっています。
耳障りの良い結果を求めてドクターショッピングをしているうちに母は体力を消耗し、診断1ヶ月後で寝たきりになってしまいました。
そして、両親の決断は抗がん剤治療。
私達子供はホスピスで緩和ケアを選ぶものだと思っていましたが80才で体重が20kg代の老婆が抗がん剤…
両親が悩んで出した答えですから他の家族は何も言いませんが… とても珍しいがんですので未だに治療法が確立しておらず抗がん剤は後期高齢者保険がきくのだそうですが…
秋まで待つかどうかの宣告と寝たきりの母に抗がん剤…
どうしたら良いものなのか…
同居の父や近くに住んでいる妹が家事をしていますので私は他の部分で協力しています。
できる限りの範囲ですが、レンチンで食べられる具沢山のスープやはちみつなど高カロリーの食品を送ったり介護支援サービスの取り継ぎをしたり、親戚のお見舞いの調整など遠方に居ても、イギリス時差ボケ生活の中ほんの少しですが妹をサポートする形で協力しています。
しかし私がする事を全て「お門違い」「薄情」だと長文のメールで母から批判されました。
介護支援サービスは「私はそんなに落ちぶれていない!」とキャンセルし、
親戚がお見舞いに来る事については「これくらいでお祭り騒ぎをするな!」と不機嫌です。
父からは若い子は菌を撒き散らすので連れてくるな!リラックスの為にマッサージ師をと思っても母の死期が近づく動かすな!とピリピリしています。
余命が刻々と近づいてパニックになっているだろう両親。なんとか力になれない物だろうか?という気持ちと、少し距離を置きたいな…が混在しています。
そして今週。
私の旦那のいとこのパートナーが他界しました享年49。旦那のいとこもトイレと食事以外は怠いので動きません。勿論、働けず離職もしました。
パートナーは単身赴任を切り上げ昼は妻の介護、夜はリモートで朝まで仕事をする日課を繰り返していました。
他界したのは支えていたパートナーの方です。その頃は酒量が極端に増え飲酒を食事代わりにしていたそうです。
死を迎える覚悟が無いまま介護される方も辛いでしょうが、実は周りも同じ程辛いのです…