ねこうさです。



ただの怠け者だと思っていたのですが…

20年も間違えて理解していましたショボーン


娘がいつも言うセリフ、

「あ、大丈夫。後で何とかなる。帳尻合わせるの得意だし!口笛



これが娘そのものだったのですキョロキョロ




自堕落だと感じて常々注意をしてきました。娘が息子の様にコツコツ努力を積み重ねるタイプであればもっと、もっと成績は良かったでしょう。

でもこれは母親の願望であって、この声掛けは娘に対してはナンセンスだった事にようやく気付きました。



小学生の低学年頃までは勉強が大好きで、暇さえあれば机に向かって本を読んだり、問題集を解いていました。そして通学路の途中にある図書館へ通うのが日課でした。



それに、6th formでは元男子校の理系に強い学校を選び美大進学希望でありながらY12迄物理や数学を選択。そこそこの成績を維持していたので美大以外の大学をアプライしても何とかなったでしょう。



↓でも… やっぱり、これが娘なんです↓



「楽して生きていきたいラブ



ストレス耐性の認知が高くないので、ゆるりと生きていく事を本人が意識しているのかも知れません…






夏休みに化粧品工場見学へ一緒に行った時、本当の娘の姿に気付きました。



工場見学の前に研究員さんから化粧品に使用する薬草やボタニカルな講義を聞く機会があり、研修室に通されました。

部屋に入った途端「ここの部屋には〇〇人居る」と、一瞬でカウントする能力。

スタッフが配る予習プリントを一見しだけで全部覚えてしまい、そのプリントを使用した座学で欠伸ばかり、隣から「ふぁ〜」と聞こえる度にハラハラしました。



追視力の認知がべらぼうに高いと心理師や視覚支援学校の教師から聞いていましたが、普通の人と同じスピードで物を見ていない事を初めて目前で見ました。



私は化粧品の工場見学は初経験でしたので、研究員さんからどんな話が飛び出すのかワクワクしながら講義を聞いていましたが、娘は「あー。今日の講義は生物学に近いよ云々云々…$#%@¥」「どうせ私達の様な素人が聞いたところでそれ以上はわからないのだから配られたプリントを読んだだけで充分だし。」判断したからにはその後の講義は無駄な時間であるかの様に欠伸ばかり…



確かに娘の言う通り…私は、座学は前を向いてしっかり聞いていたのに既に内容は忘れています…




座学が終わり、次は工場見学です。先程の退屈そうな様子とはうってちがい機械やラインに目をピカピカさせて見入っていました。




いつもスマホやタブレットを見る時はスクロールが半端なく早いのは知っていました。

↑得意な分野だからスクロールが早いのだと思っていました。

実は…どんな時も早いのでした。



リアルな店舗のショッピングもあっという間に欲しい物を見つけて済ませてしまいます。スタスタと早足?競歩?の様なスピードです。

超スピード買い物の様子を見て、私はそれは欲しい物が無くてつまらないんだと思っていました。

実は…一瞬で全部が目に飛び込んでくるのでゆっくり見る必要がないんだそうです。


私はファッションが好きなので似合いそうな服を試着したり店員さんと会話するのを楽しんでいますが、娘にとっては無駄な時間なんだそうで…私が服を見ている途中に「次、行くから」と言われ、私がアタフタしてしまう事がしょっちゅうです。


娘はコミュ障だから店員が声をかける前に店を出ていくのかと思っていましたがそれだけではなかったようです。

私は節穴でした。娘の事をきちんと理解出来ていなかったのです。



今更ながらショックでした。



短時間に多くの情報を振り分ける能力があった事は知っていましたが、こんなにも早い判断を毎回下していたのかと。



ですが、成績や進学に関してはもう少し慎重でいて欲しかったのは私の正直な気持ちです。

一瞬でも良いので、立ち止まって「待てよ…」となれば他の進路を見つけたのでしょうが、とにかく判断が早過ぎて、今現在の状態なのだと納得できました。




今まで私なりギフテッドや青年精神医学を学んできたつもりでしたが、完璧な寄り添いでなかった事がわかってしまい辛いです。



大学に進学してからは連続徹夜でも文句を言わず課題に取り組めているので怠けている訳ではありません。

しかし、「将来アニメーターに絶対にならないから!」と宣言している娘に向かって


「じゃぁ、IELTS7.5を取得して就職先の幅を広げたら?」なんて言ってしまう私は一体何なんでしょう…




でも、やっぱり… 


卒業までにはIELTS7.5のスコアはクリアして欲しいのは本音ですし、必須じゃないかと…ネガティブ