コロナ後遺症。

新型コロナに罹って2年になります。
その後、1年半会社を休んで療養生活になり、昨年のの10月に復帰しました。

コロナが5類に分類されたからと言って、ウイルスの特性は何ら変わりはないですし、依然として感染される方が多いように思います。

昨年末に日経新聞にも掲載されていたのですが、後遺症は隠れた社会問題ななっているようです。

復帰してから、意外と上手く身体の調子は取り戻せてきました。
お世話になっていた大学病院の先生からメカニズムを解説してもらいましたが、コロナに罹ってできる自己免疫が自律神経に多大な悪影響を出してしまうということで、免疫が抜けるのを待つしか無いと。

その免疫が抜けるのが1年半。
一気に体調が戻ってきた磁気と重なるし、同時期に感染した子供が2回目の感染をしたので、免疫、抗体との関連はやはり強くあるように感じます。

復帰してからは、やはり自律神経の機能が弱っていたので、仕事と日常生活と運動で少しずつ機能回復を計ってきたような感じです。

復帰当初は、副交感神経に中々スイッチが入らず、仕事の議論なので熱中して興奮すると家に帰ってもドキドキが続いて不眠になるような感じでした。

機能回復の途上なので、漢方薬と睡眠薬、安定剤を飲みながら、負荷と回復のバランスを上手く見極める、ということに尽きると思います😊
簡単に纏めると対応はこれしか無いですが、さじ加減を間違うと体調悪化することがあるので、十分に気をつけるよう、医師からもアドレスをもらっていました。

幸い、仕事は裁量があるので、体調と上手く折り合いがつけられてきました。

半年近く経つと、自律神経と体力はかなり戻ってきた実感があります。9時18時の定時勤務は問題なく残業をこなしても、仕事とピアノに育児がありながら何とか過ごせます。


不思議なことに、先日血液検査をしてみたら(持病の通風のため尿酸値を測ったのですが、ついでに亜鉛もチェック出来ました)、亜鉛の数値が結構低く出ました。療養中も基準を下回っていて、バロメーターにしてました。当時は、免疫系がずっと働いていて、そのために消耗しているというのが医師の見立てでしたが、今の数値は果さて。健康な時は亜鉛が低いなんてことは無かったので、まだ何か身体の中に起こってるのかもしれません。


新型コロナウイルスと亜鉛の関係はエビデンスが出てきているようです。こちら、ご参考。

 




昨年、疲労研究で有名な近藤先生と書籍が出ました。コロナ後遺症は慢性疲労症候群と殆ど同じ状態なのですが、今まで不明だった慢性疲労症候群の研究が、コロナ後遺症の研究で一気に進んだようです。

これを読んで直ちに治るというわけでも無いですが、メカニズムが分かると自分の身体に起こっていることの安心感に繋がるように思います。

 

 


コロナ後遺症はあまりに情報が無く、こちらのブログにたどり着かれる方も多いようです。
2年間の試行錯誤した経験が少しでも回復へのヒントになればと思います。