仲道郁代さん、すごく昔からファンです。

 

大人になって再開してからは、単にピアノを聴くだけでなくて、仲道さんのメッセージや考え方を聞くと、とても心にすっと入ってきます。

 

 

曲を理解するために、その作品が作られた作曲家の背景を知る。歴史的な事柄も知る。

これら探索の興味が尽きずと。 


20歳の若者から仲道さんのような大ベテランでも同じ曲について語ることができる。


こんな話がとても心に入ってきます。


リベラルアーツの原点というか、学びの楽しさというか、勉強続けていくことに楽しさのようなところで、共感する所が多いのです。

 

動画の中では、

ショパンの話からベートーヴェンへ。

今やってるベトソナ12番の話が少しでてきてます。ソナタ2番の原型になっていると。

2027年は、ベートーヴェン没後200年です。これに向けて、ピアノソナタ全曲演奏するんだそう!刺激を受けまして、私も12番の1曲ですが全楽章弾きたいというモチベーションが大きくわきました。

 

↓はそのプロジェクトのハイライト。

現代の楽器ではなく、当時の古楽器で弾くというもの。

演奏だけでなく解説も充実しています。当時の楽器の特徴をお話するパートがあるのですが、古楽器ならではの特徴を知らずして、ベートーヴェンの考えかたや曲のつくり方はわかりませんよね、今の大きなピアノでは無過ごされてしまうような楽譜の記載について考えさせられることがある、というようなメッセージ性があります。

 


 

↓前にも紹介したことがあるのですが、ベートーヴェンソナタのマスタークラス。


 

違う作品番号でも、ベトソナを勉強する上での共通事項が参考になります。

主題をよく見ること!

その繰り返され方、こだわり方を細かく見ていくと、曲の作りの細やかさ、論理的なところが見えてくる、というのがとても印象的でした。

 

 

とても面白いので、もしよければ視聴をおススメします。

 

1年前くらいに、日経夕刊のトップページのコラムを半年間担当されてました。

これも面白かったんですが、こちらはすでにに終わってしまって残念。