昨日、ピティナコンペティションのグランミューズ部門、地区本選を聴きに行ってきました。
私の数歩先をいく、コンクール仲間が3名出場。
みなさん欠けることなく、予選を通過するところがさすがです。
朝に結果を確認したらビックリ。
お友達の一人が受賞!
心から祝福したいと思います。
甘未と拍手と撮影でお友達を応援しつつ、とても良い刺激を受けました。
今回、自分は聴くだけで気持ちにゆとりがあるので、客観的にどういう演奏がコンクールで評価されるのか、見る目がとても養われました。
入場料1000円に加えて、プログラムが800円なのにビックリ(!)しましたが、プログラムと審査結果から高評価を得るための傾向もわかりましたので、これだけで昨日見に行った価値がありました。
評価の点数としては、非常に僅差な感じですが、全国大会進出、受賞の方は秀でた所があり、やはり頭一つ抜いているものがありました。
ピアノはベーゼンドルファー。
会場の床が絨毯なので、音を吸ってモコモコしていました。これは噂通り。
たぶん、みなさん弾かれている時は、違和感を感じながら演奏しているんだと思うのですが、こういう環境にも動じずに演奏できる慣れが必要なんだと。
曲の不向き、有利不利もあると思います。運の要素。
プログラムを見渡して、上位入賞者の方の選曲を見てみると、コンクールに向いている曲が結果的に上位にくるように思えました。地区本線での演奏者のエントリーとしては割と選曲の幅が広いのですが、さらに上を行く上位入賞には傾向を感じます。
クラシカルな曲で上位に行ける方は、もちろん素の実力があるのでしょうが、コンクールに強い曲というのがはっきりしてると感じました。
強い曲は、やはり近現代の曲に長があり、何故選曲されるのかよくわかりました。
全国に行く方は、なるほど、と。
フィギュアスケートのようにはっきりと技術点のようなものが分かりにくいのですが、選曲時点でまずスタート地点に持ち点に差があるように思えます。
そのうえで、上位の方は、音のバリエーションが豊富で、出すところと、引くところの印影がはっきりしていました。
ナチュラルに深い音を出される方は、はっと引き付けるものがあります。
女性には申し訳ないのですが、男性が有利なのも再認識されました。
パワーの無い女性の方は、アルペジオが豊かだったり、工夫と技術を感じます。
とても良い刺激をもらえて、来年の目標ができました。
ピティナコンペティションで全国大会に出ること!!
この日は、ピティナに行く前に、ベヒシュタインコンサートに出て、こちらは自分の演奏を楽しめました。とても濃密な一日。こちらは別記事にします。