『彩雲国物語 FanBook 彩なす夢の終わり』
雪乃紗衣 原作 由羅カイリ イラスト・漫画
2012年9月29日 初版発行 角川書店
言わずもがなのファンブックです。ドラマCD付きの。
内容としては、イラストギャラリー、作者と声優の対談、ドラマCDキャストのメッセージ、キャラクターズファイル、ファンブックスペシャルの短編、オリジナル漫画です。
まず、初めに断っておきますが、私は、このシリーズの大ファンです。
なので、贔屓目フィルターが掛かっておりますので、あしからず。
さて、感想ですが。
表紙カバーの劉輝と秀麗が本編の頃と比べて大人になっていていい。
そして、由羅カイリさんの絵はほんと、素敵です。イラストギャラリーも充実してますね。
特に、彩雲国のキャライラストの中では、縹瑠花と一緒のイラストが一番好きです。
対談は、作者と秀麗の声を演じている桑島法子さんとの対談で、お決まりの裏話的な内容です。
キャストメッセージも然り。
キャラクターズファイルは、本編に出てきたキャラたちの簡単な説明になってます。
短編の「怪盗ジャジャーンを追え!」は、冒頭の「2つの人影」という言葉で、誰のことかすぐに分かりました。二人組といったら、彼らしかいませんから。茶州の義賊たちの。
本編の登場する奈のある高官たちの、おうちに密かに隠しておいた大事な宝物が盗まれてあたふたする様子は最高におもしろい。特に、静蘭がふんどしを盗まれて必死で取り戻そうとするあたりとか。
しれっとして、場所をかしちゃう紅家当主の腹黒さ、半端ないです。
漫画は、劉輝と秀麗の結婚生活について主要キャラ達が語る、という設定ですが、どれもこの二人ならありえる、という内容ばかりで面白いです。特に、秀麗の父とおじ二人のところが最高です。
ドラマCDの1話目は、黎深が姪の秀麗と会う約束をこぎつけ、会える会えないを周りが掛け、会える派と会えない派がそれぞれ工作をするという話ですが、最後のオチがあまりにも黎深らしくて笑えます。
2話目は、『彩雲国秘譚 骸骨を乞う』の秀麗と劉輝の結婚後の話です。
この話は、本編でちょっとしか描かれていなかった、二人の結婚後の様子についてなのですが、あまりにもせつなくて、涙なしでは聞けません。「私はいなくなったりしないのよ」の意味がわかってくるにつれて、涙が・・・。
ドラマCDは『骸骨を乞う』を読んでから聞けばよかったなぁと、ちょっと後悔。


