WBCでは日本の野球が改めて世界に衝撃を与えてくれました。その中でも、その日本チームを率いた監督である栗山英樹氏を取り上げいきたいと思います。

 

今回は第一回「育てる力」です。今が”旬”の栗山氏を堪能してみて下さい。

栗山英樹「育てる力」

 

「育てる力」は、栗山英樹氏による子育てに関する書籍です。本書では、子育てにおける大切なポイントや、子どもの成長に必要な環境の整え方、親子関係の築き方などについて詳しく解説されています。

 

まず、本書で著者が強調しているのは、「子どもの成長には時間がかかる」ということです。

 

現代社会では、成績や評価など、即効性のあるものが重視されがちですが、子どもの成長には時間がかかり、その過程において何度も失敗を繰り返すことも必要です。

 

著者は、親が子どもの成長を待ち、見守り、受け止めることが大切だと指摘しています。

また、子どもの成長に必要な環境の整え方についても解説されています。

 

子どもが自主性や自立心を身につけるためには、親が適度な距離を保ち、自分で考え、行動する機会を与えることが必要です。

 

著者は、子どもが自分で考え、行動するための環境づくりについて、具体的なアドバイスを提供しています。

 

さらに、親子関係の築き方についても詳しく解説されています。著者は、親が子どもに対して共感し、理解し、受け止めることが大切だと指摘しています。

 

また、親が自分自身を見つめ、自分の問題を解決することで、子どもに良い影響を与えることができると述べています。子どもとのコミュニケーションの取り方や、叱り方についても具体的なアドバイスが提供されています。

 

本書の特徴は、子育てに関する情報が、科学的な根拠や著者の体験談を交えて、分かりやすく解説されていることです。

 

また、子育てに関する情報だけでなく、親自身の成長や自己啓発についても触れられており、親子の関係をより良くするためのアドバイスが充実しています。

 

ただし、本書には、一部抽象的な表現が含まれているため、読者によっては理解しにくい部分もあるかもしれません。

 

また、子育てに関する情報が多く、一度に読み切るのが難しいと感じる人もいるかもしれません。ですが、著者の言葉がとても温かく、読んでいるうちに心が温まるような感覚がありました。

 

また、本書は、単に子育てについてのアドバイスを提供するだけでなく、子どもを育てることによって、親自身も成長することができるということを強調しています。そのため、本書を読んで、自分自身を見つめ直すきっかけになるかもしれません。

 

総合的に考えると、「育てる力」は、子育てに関する情報が詳しく解説されており、親子関係をより良くするためのアドバイスが充実している良書だと思います。

 

子どもを育てることは、時間がかかるし、失敗も繰り返すことがあるけれども、その過程において、親が子どもと向き合い、成長することができる。そんな希望に満ちたメッセージが込められた一冊です。

 

最後までおついあいいただきありがとございました。第二回は「栗山ノート」をお届けいたします。お楽しみに・・・

「栗山ノート」

 

 

 #大野久