こんにちは。
40代女性のプライベートコーチ坂本ともこです。


またですね、この話ですが

『大豆田とわ子と元三人の夫』
ついに終わってしまいました。


完全にとわ子ロスです。

あ、長瀬くんの時も
そうでした(^^;)

とても良質で名言心に
すっと入り込むようでしたね。

今までの坂元裕二氏の脚本は
どちらかいうと世間ではじき出され

生きづらさを感じている人たちが
主人公だったように思います。

でも、この作品も同じく

”はじき出され”てはいないけど
”はみ出してる”人たちを描いている。




そもそも、とわ子は3回も離婚して
元夫が家に集まったりするんだから。

何が普通かはわからないけど
そんなこと、あまりなさそうよね。


ただ、今までの坂元作品と違うのは

このドラマの登場人物の
生活水準が高いこと。

こんなご時世なので
貧困や差別を扱った作品は多く

それよりも、もっと明るくという
配慮があったのかも知れない。

しかし、とわ子は社長だとしても
ジャージで出かけるし

ちくわを食べ歩きしたり
ラジオ体操は人と動きが合わない。

他の夫たちも、ぐちぐち細かい
器が小さい、とわ子の親友が好き

かごめちゃんに至っては

「みんなが当たり前にできることが
できない」
という。

しかし、好きなことはある。
絵を描くことだ。

恋愛も邪魔。

「あたしの人生にはいらないの。

そういう考えがね
寂しいことは知ってるよ。

実際、たまに寂しい。

でもやっぱり
ただただそれがあたしなんだよ


私もそんな感じだよ(笑)

反対に恋愛がすべての人もいる。

それが人の多様性。

このドラマを見ていると
なんだか心地よくなっていく。

はみ出した者すべてを
肯定してくれる、そんなドラマ。


最終回でとわ子が子供の頃書いた

「一匹オオカミ」という
習字が見つかる。

そういえば、何年か前まで

『一匹オオカミのすすめ』という
ブログを書いていた自分(笑)

「なんかいろいろあるけど
一本道なのか」てね。


それが人生なんだよ。

誰かといずれ一緒になって
結婚することが幸福であるという

通念になじめないでいる女。

自分の存在には
誰か特定の人が必要だという

そんな閉じた男女の恋愛より

みんなの小さな好意を
かき集めて生きる方が好き。


人は寄り道しながら
失敗を重ねていきながら

そうやって生きていく。

「人生に失敗はあったって
失敗した人生なんてないと思います」


最終回に特別な何かがなかったのも

それは毎日が特別だからで
ずっと続いていくからだ。

でも失敗しない人生は
失敗した人生なのかも知れないな。

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