【山口県】ランキングと情勢分析 | 高校サッカーをもっと!

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県別第8弾は山口県!

山口県のランキングと情勢分析

 
【ランキング】
 
① 実績ポイントランキング 
 
1   高川学園  69
2    西京    60
3    聖光    49
4    豊浦    30
5    山口    21
6    小野田工業 15
7    山口鴻城   14
8    慶進    12
9    宇部工業   11
10  岩国    8
11  徳山    6
12  宇部    4
12  山口中央    4
14  宇部鴻城    2

 
  ※実績ポイントとは
  近3年間の公式戦(選手権、インターハイ、新人戦、関東大会、リーグ戦)の実績をベースに、
  管理人が独自の計算式で算出したオリジナルのポイントです。
  あくまで過去の実績のため、現時点での強さを計るものではありませんが、
  その都道府県内での強豪どあいを表すものとしてご理解いただければ幸いです。
  なお、近3年の県内大会でベスト8以上のチームを集計対象としてます。
  また、各県ごとに計算式を変えているため、全国共通のポイントではありません。
 
 
② 全国大会出場回数 
(近10年の選手権・インターハイ) 
 
1 高川学園  10回
2  西京  5回
3  聖光    2回
〃 山口鴻城 2回
 
この4チームで独占
 
 
③ 選手権県大会優勝回数ベスト4
(現存校のみ)
※カッコ内は全国大会での最高成績
 
1 高川学園 26回 (ベスト4)
2 山口 19回  (ベスト4)
3 小野田工業 3回(2回戦)
〃 西京 3回  (2回戦)
 
全国優勝は達成なし
 
 
   
【情勢分析】
 
①歴史と現況
 
山口県は黎明期から1990年頃まで長らく山口高校の1強時代が続いた。
 
潮目が変わり始めたのは1993年。
1961年に高校サッカー選手権全国高校に初出場した多々良学園は、1993年に6回目の出場を果たすと全国ベスト8に躍進。
以後、多々良学園は15年連続で選手権全国大会に出場し、2005年と2007年にはベスト4まで進出。
全国に強豪として多々良学園の名を知らしめた。
山口県の高校サッカーといえば、多々良学園という印象を持っているオールドファンも多いだろう。
なお、2006年からは高川学園に名称が変わっている。
 
 
2008年からは新興勢力が台頭。
山口県内の県立高校では唯一の体育コースがある西京が選手権全国大会初出場。
2010年には県立宇部が選手権全国大会に初出場。
なお2010年はインターハイ全国大会には西京が出場しており、両全国大会に県立高校がそろって出場した。
2012年には聖光が選手権全国初出場。
2015年は県立鴻城がインターハイと選手権県予選の2冠を達成した。
 
近年は全国でやや苦戦傾向。
近10年で全国大会でベスト8以上に入ったのは、2019年インターハイの西京だけ。
選手権では2008年以降、3回戦に上れていないのが現状だ。
今後の奮起に期待したい。
 
 
②2021年の展望
2020年の選手権全国大会に県内最多の26回目の出場を果たした高川学園は、プロ内定者4名を擁し優勝候補と目されていた埼玉の昌平と1回戦で対戦し、おしくもPK負けを喫したが、その強さを存分に示した。
続く2021年の山口県新人戦も制し、山口県第一代表として出場した中国新人大会でも他県の強豪を破って優勝。今年のはじめとしては、最高のスタートを切った。
山口県内では、引き続き王者としての地位は揺るぎなさそうだ。
 
対抗は西京
2018年の選手権県大会決勝では高川学園を破って全国大会に出場。
2019年のインターハイ県予選では準決勝で高川学園を破り、全国大会でベスト8に輝いた。
近3年の公式戦対戦(インターハイ・選手権・新人戦)の対高川学園戦績は6戦して2勝4敗。
勝ち数では高川学園に分があるが、6戦中5回が1点差の接戦だった。
高川学園vs西京戦は山口県の天王山として今後も注目したい。
 
3番手の聖光も大きな差はない。
聖光は2019年新人戦とインターハイ県予選で準優勝、2020年新人戦では優勝と着実に力をつけてきている。
今後は高川学園vs聖光の対決にも注目したい。