【雑学データ】選手権出場校の新人戦成績
一般的に、年末年始の選手権全国大会に出場したチームは、 必然的に新チームの立ち上げが、 出場していないチームと比べると 2-3か月ほど遅くなり、 チームとしての成熟度に差が出るため、 1月2月あたりに行われる新人戦では苦戦することがよくある。
実際に過去においても、新人戦は、 インターハイ予選や選手権県大会と比べても、大番狂わせやジャイアントキリングが起こりやすい傾向にある。
ちなみに2019年の選手権全国大会に出場したチームが、その後の新人戦も続けて優勝したのは、新人戦が行われる39府県のうち、わずか12府県。
前橋育英、矢板中央、静岡学園、四日市中央工業、日章学園などそうそうたる強豪チームですら新人戦を取りこぼしている。
逆に選手権全国大会出場 → 新人戦も優勝 を達成するというはチーム力が全体的に底上げされて、21年の活躍も見込まれる証拠。
では、今年はどうだったか、集計してみました!
↓
都道府県 選手権出場校 新人戦結果
北海道 札幌大谷 → 開催なし
青森 青森山田 → 優勝※
岩手 遠野 → 優勝※
秋田 明桜 → 優勝※
宮城 仙台育英 → 優勝※
山形 日大山形 → 準優勝※
福島 学法石川 → 準々決勝敗退※
茨城 鹿島学園 → 中止
栃木 矢板中央 → 中止
群馬 前橋商業 → 中止
埼玉 昌平 → 中止
千葉 市立船橋 → 未実施
東京 関東第一・堀越 → 未実施
神奈川 桐蔭学園 → 未実施
山梨 山梨学院 → 優勝
長野 松本国際 → 2回戦敗退※
新潟 帝京長岡 → 開催なし
富山 富山第一 → 中止
石川 星稜 → 優勝※
福井 丸岡 → 優勝※
静岡 藤枝明誠 → 準々決勝敗退
愛知 東海学園 → 中止
岐阜 帝京可児 → 中止?
三重 海星 → ベスト4(準決勝以降中止)
滋賀 近江 → 中止
奈良 山辺 → 不出場
京都 京都橘 → 中止
大阪 履正社 → 開催なし
兵庫 神戸弘陵 → 優勝
和歌山 初芝橋本 → 中止
鳥取 米子北 → 優勝※
島根 大社 → 優勝
岡山 作陽 → 準優勝
広島 広島皆実 → ベスト4(準決勝以降中止)
山口 高川学園 → 優勝
香川 大手前高松 → 準決勝敗退
徳島 徳島市立 → 準優勝
愛媛 新田 → 準優勝
高知 明徳義塾 → 中止
福岡 東福岡 → 優勝
佐賀 佐賀東 → 優勝
長崎 創成館 → 準優勝
熊本 ルーテル学院→ 3回戦敗退
大分 日本文理大 → 3回戦敗退
宮崎 宮崎日大 → 中止(代替大会あり)
鹿児島 神村学園 → 優勝
沖縄 那覇西 → 準優勝
※は選手権県大会と選手権全国大会の間の期間に新人戦が開催
【まとめ】
新人戦が開催された県 29県のうち
昨年の選手権全国に出場した校が優勝したのは 14県
(ただし、三重と広島は準々決勝で打ち切り)
という結果でした!
例年と比べると、選手権全国大会出場 → 新人戦も優勝 のチームがやや多かったように思えます。
この一因としては、コロナ禍で緊急事態宣言が出され、多くのチームが練習時間を限られるなどして、新チームとしての活動時間をしっかりとることができず、アドバンテージを稼げなかったこともあるかもしれません。
いずれにせよ、赤文字の選手権→新人戦を連勝したチームは今年のその県の最有力候補であることは間違いなさそうです!