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「キセキや!」
総理大臣杯準決勝 高知大戦後、選手たちが叫んだ。
ラストワンプレーで同点に追いつかれ、延長、PK戦の末、
死闘を制し決勝まで勝ち上がってきた大阪体育大。
この春から待ち望んでいた決勝戦の舞台では
その強さがキセキではないことを証明した。
「阪南大は4年も対戦している相手。戦い方は知っている」
と山道主将。
総理大臣杯予選の関西選手権決勝では、教育実習で4回生が大幅に抜けたこともあり阪南大の前に散った。
しかし、この試合ではベストメンバーが揃った。
序盤、阪南大ペースで試合は進んでいたが、守備陣が粘り強く
阪南大の攻撃の要、西田、木原、小寺らを徹底マーク。
2人がかりで押さえ、ペナルティエリア内への突破を許さなかった。
大体大は少ない攻撃のチャンスでカウンターを狙う。
FW⑪熊元にマークが集中し、その隙をぬってFW⑳川西が仕事を果たした。
前半19分、川西がパスを受け、ドリブルで中央ゴール前で持ち込み、DFがついてきたところを左へドリブル。
「シュートコースが見えた」(川西)と同時にシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
この先制点で、流れは一気に大体大へ。
前半42分にも川西が山道のロングフィードから再び川西が受け、DF陣を置き去り、GKを交わしゴール。
前半で2-0と試合を決定つけた。
後半にはいると阪南大のペースで試合が進むも、大体大は連戦の疲れを見せず阪南大のタレント陣を一蹴。この一週間で2度の延長戦を経験しているとは思えない脅威の強さを見せた。後半25分にはスーパーサブの22藤川を投入し、徐々に押されていたチームを活性化させた。
そして試合終了のホイッスルがなった。2部から勝ち上がってきた大阪体育大は、阪南大にリベンジを果たすとともに、全国王者の称号を掴んだ。





