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帳尻あわせ

私が塾講師のバイトしていたのは20とか21とか。
私の適当な態度のせいで、実は首にされ、構内で履いていた上履きを未だ取りにいけないままだ。

そんないい加減な先生だったのに当時6年生だった女の子がとてもなついてくれて「先生のお陰で算数が好きになった」と言っていた。

あれからもう15年くらい経つ。6年生だった彼女ももうアラサーだ。
「先生久しぶりに会いませんか」
久しぶりも久しぶりすぎるけど、お茶することにした。

「先生変わらないね」…そんなわけはないが、彼女は背が高くなっていて、でも私から見たらまだまだ幼く見える。

「先生私お見合いしたんですよ。まぁいいかなぁって。」
結婚相手を簡単に決められるのも若さ故かなぁと思って頷いて聴いていた。
「先生にプレゼントです。私が昨日作ったネックレス。先生は蝶々みたいなイメージでオレンジと緑が合うから。」
蝶々の形をして緑色のビーズが付いたかわいらしいネックレスをくれた。私は早速そのネックレスをつけたら彼女は喜んで見て「でも少し長いかな」と笑った。

「実は私は小さい頃から敏感すぎて、学校がとてもつらかった。入って来たのを見ただけで気分が悪くなったりする先生もいて。社会人になったほうが楽だけど、最初はいろいろ不安でいろいろやっちゃって。いろいろなことがありました」

当時の印象は明るくて元気な子だったんだけどなぁ。
今は落ち着いてるみたいで、仕事も順調、趣味も楽しんでいて、信頼出来る友達いるみたいだ。

彼女の癖。何かと、物事を関連付けたがる。
「どうして今日先生と会ったんだろう」
…今日約束したからだよっ、という答え以上のものを期待する。運命とか、何か意味を感じたい。

その気持ちはよくわかる。何か、自分以外の力を信じて頼りたい。そういう時もあるよなー。と思う。

でも実際はそうじゃない。
蜷川実花さんが蜷川(幸雄氏)家の教訓として挙げていたけど、
(現象の偶然性必然性よりも、)最終的には自分の帳尻は自分で合わせないといけない、ということにつきると思う。

もう少し年を重ねながら、彼女もそう感じるといいなぁ…

6月は煮込み友情確認月間

会社同期女子会。
8人の大人と3人の子供が混じって大賑わい。
既婚子あり、未婚、バツイチ、仕事有り、仕事なし、旦那がフランス人、旦那が取締役、旦那の給料が不安、各自それぞれのステージを行くが、皆、パワーは衰えることを知らず。

20代入社当時は「仕事」「恋愛」「人間関係」「体調」…悩みはつきない女子会だったのに、今は笑い声しかない。

母は強し、なのか、おばちゃんは強し、なのか。
自分は自分の道を行くしかないと悟る自立した大人の女性になれたからか。

お互いも、いつの間にかイイカンジの緩さと強さで結ばれた関係になった。
じっくり煮込んだ味わい深い関係。

友情は20代より、断然、煮込まれた30代、だと思う。

そしてもう一人、煮込みまくった私の大好きな香港人の友人がいる。
6月末は、彼女に会いに香港に行く。

小さな出会いと別れ

先週の日曜日、小さな出会いと別れをしてしまった。

食材を買いに運転していると、道路を小さな何かがよちよち横切った。不思議だったので車を停めて見てみたら、なんとメジロの雛だった。

あまりにかわいいのでつい拾い上げて車に同乗させ、そのまま買い物をし、家に持ち帰った。

ぴいぴい!

小さな体のどこからあんな大きな声が出るのだろう。

話しかけてみたりなでたりしてるうちになついて私のTシャツに止まっている。

でもどうしてよいかわからず、サイトを調べたら「雛を育てるのはとても難しい。すぐにもとの場所へ戻すように!」と警告があった。

慌てて私は拾った場所に戻り、さてどこに置けばいいのか、と辺りをうろうろした。

ぴいぴい!

ぴいぴい!
雛が鳴くと、近くの木から同じ鳴き声が返って来た。

この木から落ちたのかな。

親鳥らしきメジロが雛の上を飛ぶ。

私がいると恐がってしまう、と思い、親鳥から見やすい、垣根の上に雛を置いた。
ぴいぴい!
ぴいぴい!

暫く鳴き合って、お互いを認識したように思えた。

垣根の上を上手に歩いているから落ちる心配もなさそうだ。

手放す寂しさを感じながら暫くそこに立っていた。

うちに帰って、サイトの続きを見た。

「まだ飛べない雛は巣に返すこと。さもなくば、二時間に一度ポカリスエット等をスポイトで与え、決して手で温めようとしないこと。雛の体温は人間よりはるかに高い40度程度である。体力を戻したところで動物病院へ運ぶこと」

!!!!!!!!
全て間違った行動だ。よく考えたら飛べない雛が巣に帰れないことくらいわかりそうなものなのに!

慌ててもとの場所に引き返す。

垣根の上に


いない!
周りにもいない!
鳴き声も聞こえない!
「おーい」
つい声を出して呼んでみたけど、あんなに大きな声だったのに、いない。
しばらく探して、諦めて家に戻った。

その日は風が冷たく、夜は冷え込んだ。

たった10分の間にどこに行っちゃったんだろう。

垣根のすぐ横には同じくらいの大きさの兄弟であろうメジロたちが3匹も4匹も枝に止まって鳴いていた。
巣の場所までわかったのに!

仕事もだいぶ出来るようになった気がしていた。判断力もあるほうだと思っていた。
なのに飛べない雛が巣に戻れないことすら気付かず冷静な判断も出来なかった。
自分の専門分野以外では全く雛と同じだ。

毎朝その道を通る度に胸が痛む。

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