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お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦（44）が都内で乗用車を運転中に1日に2回、物損事故を起こしていたことが17日、捜査関係者の取材で分かった。ケガ人はいないという。堤下は事故直後、自分で立っていられない程意識がもうろうとした状態だった。所属先の吉本興業は活動自粛を発表。堤下は17年にも2度の事故を起こしており、運転免許の返納を決めた。

捜査関係者によると、堤下は14日午後2時15分頃、世田谷区上用賀のコンビニ駐車場を車で出る際に、レンタル自転車の看板と接触。その直後、駐車場から片側1社説の通りに出て近くのガードパイプにも衝突した。2ヶ所の距離は僅か20㍍程だった。事故直後を目撃した人によると、2度目の事故の現場から数十㍍先の交差点で、様子のおかしい運転に気付いた男性が車を降りるように促した。目撃者は「暫くして、運転席から降りてきたが、フラフラで自分では立てない程。声を掛けた人に支えられている感じで、ズボンもずり落ちてしまった」と証言。もうろうとした状態で、パトカーや救急車が来た後も自力では歩けず、救急隊員に支えられていたという。警視庁は堤下から事情を聴く等して事故原因を調べている。

免許は再取得

堤下は2017年6月14日に、睡眠導入剤の影響で正常な運転が出来ないまま運転して事故を起こし、略式起訴処分を受けた。その4ヶ月後の10月にもゴミ収集車に追突する人身事故を起こした。吉本興業から無期限謹慎処分を受け、芸能活動を1年間休止。当時、免許取り消し処分を受けたが、関係者によると、2年後に再取得したという。 

再度の事故を受け吉本興業は堤下の活動自粛を決定。「警察の捜査に協力し事実確認を進めている。深くお詫び申し上げます」とコメントした。堤下もSNSで謝罪し、看板やガードパイプの賠償を進めるとともに「同様の事故を起こしてはならないので､運転免許は返納することとしました」とした。体調については振れていないが、最近はYouTubeを中心に活動中だが、共演芸人からも「ろれつが回っていない」等と体調面の不安を指摘されていた。

関係者は「前回同様、薬を服用しての運転と見られ、大事故につながる可能性もあった。運転免許証の返納は当然だろう」と話した。

the end.