派閥追放も | 高塚久憲(ヒサ)のブログ

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自民党二階派(志帥会)から退会勧告を受けた片山さつき元地方創生担当相(参院比例)が22日、都内で会見し「完全に嫌がらせだ」と反論を展開した。昨年12月24日、二階俊博元幹事長と面会し「年内で志帥会を退会したい」と申し出たと主張。二階氏がうつむいて黙っていた為、退室したという。申し入れの対応について派閥側からの連絡がないまま、勧告を受けたとし「私に対する名誉毀損(きそん)、場合によっては人権侵害だ。明確に離れたいと言っている人に対して後ろから石を投げている」と非難した。

一方、二階氏はこの日、片山氏の会見に関して記者団から問われ「聞いていない」と吐き捨てるように語った。二階派関係者は「派関所属の議員が片山氏に接触しようとしても連絡が取れなかった」等と派関側が不信感を募らせて退会勧告に至ったとしており、双方の食い違いは大きく食い違っている。

一体、片山氏と二階氏との間に何があったのか。自民党関係者は「今夏の参院選が影響している」とみる。改選を迎える片山氏は昨年7月、比例代表で公認された。全国でポスター貼りを展開する等、改選に向けて精力的に準備が進める中、12月22日、二階氏の側近だった河村健夫元官房長官の長男・建一氏が2次公認候補として比例代表に選ばれた。その2日後、片山氏は二階氏と面会し「派閥を抜けたい」と伝えたとしている。この動きについて、党選対関係者は「幹事長を外れて二階氏の影響力は限られている。派閥の支援が建一氏に向くことで、自身への支援を見込めないという焦操感があったのではないか」と指摘した。

片山氏は「(3月の)党大会のときは、今後の所属を明らかにしようということで言っている」とした。最大派閥の安倍派入りを目指すとの見方がある。

だが、党関係者は「安倍派には入会希望者が大勢いる。膨張しすぎれば他派閥に警戒されるだけなので、安倍さんが増えすぎないように調整しているぐらい。片山氏が望んだとしても入れてもらえないのではないか」と語った。

降って湧いたようなお家騒動。片山氏は新たなすみかを得て選挙を迎えられるのか注目される。

the end.