隠された十字架:梅原猛 | 図書館司書の読書日記

図書館司書の読書日記

こちらは主に備忘録的読書日記と映画の感想を記しています。
著作権法上、ネタばれしないように書いているので味気ないとは思いますが、こんな本があるのだと興味を持っていただけたら幸いです。


 生まれる前に書かれた本ですが、教科書には書かれていないことばかりです。

 この50年ほどの間にいろんなことがわかって事実認定されてきたということでしょうか。

 子供の頃は当然に「聖徳太子像」として受け入れていた肖像画も今の教科書は違うそうですからね。

 そして聖徳太子と蘇我氏の時代と天智天皇、天武天皇、持統天皇から聖武天皇って全く異なる世代だと思っていましたが、繋がっているというか断絶はしていないのですよ。つまり、前の御世を知っていて今を受け入れている役人がいる。

 となると歴史書として残されているものの中に何が隠されているのか…とワクワクしてしまいました。

 来年は大阪万博に合わせて京都と奈良に国宝を集結するそうなので、混雑しそうですが、悠久の時とともに奈良をのんびり旅したいです。

 とりあえずホテルの価格が落ち着いて欲しいものですが。