分解日記:大山淳子 | 図書館司書の読書日記

図書館司書の読書日記

こちらは主に備忘録的読書日記と映画の感想を記しています。
著作権法上、ネタばれしないように書いているので味気ないとは思いますが、こんな本があるのだと興味を持っていただけたら幸いです。


 元理科教師の二宮光二郎。

 あらゆるものを分解したくて仕方がない彼は少し記憶がおぼつかないお年頃。

 分解したくなる機械を目にすると夢中になってしまう変人だけれど、気になることはちゃんと記憶する。

 そんな彼が殺人の容疑をかけられた。

 警察に迎えに行った孫のかけるくん。

 警察には光二郎の教え子がいて、その相棒はキャリアの新人くん。

 この新人くんのキャラも謎。

 分解修理される機械を見てみたくなるけれど、少し取り扱い注意な光二郎の周りの人たちの温かさがほんわかしてくる作品です。

 ちょっとだけ東京バンドワゴンっぽいです。