「ぱりぱり」とはいりこのこと。
主人公のお気に入りのおやつです。
主人公は鮮烈なデビューをした詩人です。
ですが2作目は散々。
それでも編集者は彼女の才能に惚れ込み3作目を出したいと頑張っている。
主人公はとってもマイペース。
捉えどころのない行動は子供の頃から。
なんとか落ちこぼれずに高校を卒業できたのは詩集を出すことができたから。
生きにくそうな世の中で、飄々と生きている彼女を周りの人たちが見守っている。
でも見守っているつもりが、癒やされている。
昔の文豪にも変人は多かったようですが、こういうふうに才能と引き換えに突飛な行動をする人は昔から一定数いて、画一的でなくても生きていける寛容な社会があるといいなぁと思いました。