とても素敵な作品でした。
しかも、実話だそうです。
ヘレン・ミレン演じる妻が堅実であるのに対して夫は少し破天荒。
偏屈な老人が、BBCの利用料金に物申したりしているのですが、なぜかウエリントン公爵の肖像画をナショナルギャラリーから盗み出してしまいます。
この盗難に関する裁判のシーンがシニカルながら人情的。
陪審員に訴えかける弁護士の話術。
階級社会のイギリス🇬🇧
妻の雇い主のアッパー階級のご婦人が、傍聴していて、主人公に寄り添うところも精神の自立を感じさせます。
BBCの利用料金が高齢者は無償化されたとエンドロールで明かされますが、日本の場合はどうなるのでしょうかね。