隠蔽人類:鳥飼否宇 | 図書館司書の読書日記

図書館司書の読書日記

こちらは主に備忘録的読書日記と映画の感想を記しています。
著作権法上、ネタばれしないように書いているので味気ないとは思いますが、こんな本があるのだと興味を持っていただけたら幸いです。


 人類学を研究している教授が、未開の地に住む新しく発見された民族の調査に出かけます。

 言葉を持たない彼ら。

 生活習慣や、どこからきたのかを調査します。

 DNAを解析したところ、ホモ・サピエンスとは異なることが判明。

 表現型が同じでも、塩基配列から異なる種であることが判った動物はいくつもあって、人類にも同じことがあるという、世紀の大発見。

 でも実は当の教授が、同じ塩基配列を持っていて…。

 とにかく、章ごとに展開していくことが、想定外で、とても興味深い作品です。