メゾン・ド・ポリス5:加藤実秋 | 図書館司書の読書日記

図書館司書の読書日記

こちらは主に備忘録的読書日記と映画の感想を記しています。
著作権法上、ネタばれしないように書いているので味気ないとは思いますが、こんな本があるのだと興味を持っていただけたら幸いです。

 

 ドラマ化されたときのイメージで、ついつい近藤正臣さんが浮かんできます。

今回は、なんとも言えない親子のお話です。

人格者と評判の医師が殺された事件。迷宮入りしていたこの事件が動き出して、親子のあり方が問われていきます。

ギスギスした世の中のどうしようもない閉塞感と、家庭における閉塞感。

職業病のような融通のきかなさが複雑に絡み合っていきます。

それでも正義は貫かれるべきだし、悪が正されないことには何も解決しないのかもしれません。