皆様こんにちは。
昨日の関東・神奈川はまれに見る暴風雨でございましたね。
台風の影響があるとは思っていましたが、まさかこれほどとは、という方も多かったのではないでしょうか。
わたくしも傘が壊れるかと思うほどの強風の中、それでも負けじと懸命に家を出ました。
なぜなら出勤だから!!
いえ失礼いたしました。
理由はそれだけではございません。
そう、メールが届いたのでございますよ。
『ご予約の新刊が届きました』
と……‼️
壊れそうなお気に入りの傘も強風も豪雨もなんのその、わたくしの足取りは軽く、なんならスキップしちゃおうかぐらいに気分はルンルンでございました。
今日の職場はちょっと遠め。
電車も乗り換えが必要だけれど、職場に向かう途中の本屋さんにはわたしの推しの新刊が待っている。
そう思えば心はウキウキ、天にも昇る心地なのです。
そうしてまさしく雨ニモマケズ風ニモマケズ、ようやく手にした新刊2冊、本当なら写真で紹介したい!!
だがわたしのスマホのカメラはアメーバさんと相性が悪いのか、縦にしても横にしても、なんなら逆さにしても写真が正常にアップされない。
常に横に倒れているんである。
なので、ここはひとつ出版社に賭けてみようかと先日サイトをのぞき、ツイッターみたいにシェアするとかできんかな、と見てみた。
が、アメーバさんのマークはなかった……。
というわけで、今回も文字のみ!
『追放された公爵令嬢、ヴィルヘルミーナが幸せになるまで。上』
『追放された公爵令嬢、ヴィルヘルミーナが幸せになるまで。下』
大事なことだから2回言ったわけではございません。
上巻下巻、同時発売なのでございます!!
上巻下巻、同時発売なのでございますよ、みなさん!!
全国の本屋さんできっと書籍新刊のコーナーで平積みになっている、もしくは棚で面だしされているはずなのでございます!
6月1日に上巻下巻、同時発売なのでございますよ〜〜〜〜!!!
きゃあああああ〜〜〜〜〜〜!!
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続きを待たなくていい。
それがどんなに嬉しくありがたい事か……!
作者のただのぎょー様は、小説家になろうサイトでは有名な通称『なまこ』様。
コミカルでありながら随所にクレバーな香りのするかっこいい作家様である。
何がすごいって、豊富な知識とそれを使って作り上げられた世界観とその文章。
それらが隙なく最初から最後まで美しく組み上げられているのに、キャラは自由で生き生きしているのだ。
分かっていただけるだろうか?
物語がちゃんと物語として完成しているのにキャラがその中できちんと生きていて考えている。
それがどんなにすごい事か。
しかもこれ、1人の作家が頭の中で作り上げ、文章として外の世界に共有しているのだ。
物語だけにとどまらない、しかしキャラクターの自由だけで世界を動かさない。
それを文字だけで表現する。
この隙のない完璧さ。
わたしにとってただのぎょー様はそういう作家である。
お約束で進めつつのオリジナル。
物語なのにキャラクターが動いて生きていて破綻がない。そして無理がない。
何より、行き過ぎていない。
ハーレクイン小説やロマンス小説をよく読む方には分かるかもしれない。
ヒーローとヒロインがいて、2人のために世界があって、そしてお決まりのトラブル。
作者はこのトラブルを起こすために様々な無理をする。
それがこの作家にはない。
全ては起こるべくして起こり、なるべくしてなる。
お約束がお約束ではない。
物語を書こうとすればキャラが後ろに下がる。
キャラクターを全面に出して自由に生き生きと書けば物語性が薄まる。
物書き達はみな、その狭間で悩み苦しむのだ。
そしてそれを超える作家がたまに存在する。
まさに完璧。
わたしは、彼の作品を全ては読めていない。
特に代表作であり、まだ書籍化していない、彼が『なまこ氏』と親しみを込めて仲間から呼ばれる事になった『なまこ×どりる』を読めていない。
無理なんだよ……(涙)
あれ読もうとすると、子供の頃に「泳いでこい」と送り出された、なまこまみれの海を思い出すんだ。
しかも透明度が高いから全部見えるんだ。
なまこがあっちゃこっちゃにいて足の踏み場もない様子がさ……!!(号泣)
ちなみにわたしがただのぎょー様を「なまこ様」と呼ばないのは、このトラウマのせいではない。
わたしにとって彼はなろうの作家仲間ではなく、推し作家様だからである。
軽々しくお声をかけていい相手ではないのだ。
それは書籍化作家だからではない。
彼が尊敬する作家だからなのだ。
そんな、全ては読めていない状態でも数作は完結までWebで読んでいる。
そのうちのひとつがこの『ヴィルヘルミーナ』だ。
表紙を見て愕然とした。
イケメンじゃない。
そう、全然イケメンじゃない。
フツメンどころでもない。
いっそ潔いほどの……ゲフンゲフン。
なんという恋愛小説……。そしてその表紙。
『乙女ゲームは終了しました』の表紙のパパの筋肉も愛おしいと心から思えるわたしだが、あれには驚愕した。
だがその隣のヴィルヘルミーナ様の美しさよ。
もう見てるだけでウキウキする。
だが購入後まだ読んでいない。
昨日はあの雨の中仕事だったからね……。
そして帰宅後、夫が寝たあとこっそり取り出してニマニマしながら大事に棚にしまった。
その隣にはもちろん『テサシア』がある。
いつかここにヤロスラヴァが並ぶことを願う。
そう、わたしの最推しはヤロスラヴァちゃん。
次の書籍化もコミカライズも違うらしいが、わたしはヤロスラヴァちゃんを愛してやまない。
完結したときにはもう明日から何を楽しみしたらいいかわからなかった。
もしもこのブログをチェックしている出版社関係の方がいたら、どうか聞いてほしい。
ヤロスラヴァちゃん、ヤロスラヴァちゃんをどうかよろしくお願いいたします!!!
いやいないのは分かってる。
分かってるけどね?でもひょっとしたらアーススターさんが告知関係一回くらいは見て回るかもしれないじゃん?
あ、やべ、シェアできないとか罵ってないよね?
アーススター様、もしもご覧になっていたらいつも感謝申し上げております。
本当にありがとうございます。
嘘ではありません、本当です。
言えば言うほど嘘くさい、もうほんとどうしようこれ。
まあそんなこんなで、昨日の嵐の中、わたしは愛する作家様の書籍を手に入れた。
絶対に手放さない所存。
わたしに子供がいたら、子々孫々宝として引き継げと言い残すのに……( ‘ᾥ’ )
人は死んだら、その愛はどうなるのだろうか。
わたしのこの愛は。
いやだがその前にヤロスラヴァちゃんへの愛が形となって残るかどうかがなにより心配。
お願い、出版社の偉い人!
わたしのこの愛が形になりますように!!
あ、本の内容紹介してない……。
と、とにかく素晴らしく面白いんだ!!
ヴィルヘルミーナ様最高!ざまぁもあるよ!