これは、人によりけりだと思うのですが
私の母は、かれこれ15年位前に亡くなりました。私は30歳の時でした。
亡くなる5年程前から、もう自転車は乗らない、重い物は持たない。散歩だけしていました。
心臓と糖尿、最後には大腸がん。と、毎年何かしら病気が見つかる。
ありがたい事に、介護にはならなく、
食べる出す。は、出来ていたので、そこは、私は苦労せず。でした。
亡くなって、しばらくしてから
これは、私が感じた事ですが、
母は、現在いたら80代です。外で働いた事は無く、専業主婦でしたので、
まして、戦後産まれなので勉学よりも、家の牛や畑の世話をしろ!世代です。
嫁に来ても、豚ちゃんの世話と畑仕事に明け暮れていました。
そんな人が、病気の話しを理解するのは大変な事だったと思います。←外来時は、必ずお嬢さんも来てください。と。
先生の話しは、私が聞いてから、母へ分かりやすく伝えます。
最後の消化器科の先生は、そんな母の性格を重視し、診察をしてくれました。
"わからないから、不安になる"母の性格を重視し『どんどん好きな旅行へ行って下さい
』『旅行先で、何かあったら直ぐに連絡して下さい
薬の指示を出しますから
』と安心させてくれていた。と、私は思います。母は、どう思っていたか?は、わかりません。
いろんな病院へ行っていたので、
いろんな先生も、みました。
基本15分診察で、まだセカンド・オピニオンが出来初めたばかりの頃でした。
こちら側からすると、感情が見えない先生ばかりでしたが(仕事なのでしかたがないのかもしれません)
この最後の消化器科の先生は
患者の感情を見てくれているな(独立へ向けての、仕事の一貫だったのかもしれません)
だけど、どんな理由にせよ
患者が安心する。家族も安心する。
それは、身体が完治する事が、一番だけれど。
気持ちが、通い合い心が安心する中で、治療が受けられる事。
私は当時、こちらの方が一番大切だなぁ。と感じました。