七夕 天の川物語 7
午後になった 機織り作業は進んでいた 「休憩」午前の休憩時間になった
三人が休憩にした 三人が外に出た
この時期は何時も休憩は別宅から外に出て休憩を取っていた 中庭だ「あ~ 天気いいな~」
光が長椅子に座った 中庭には縁側用の木目の長椅子が別宅の壁に置いてあり屋根がちょっと
かかって小さな日陰が出来ていた「ちょっと風あるねー」典も座った 最近は何時もここに座る
ここの中庭は、天様好みの見事な植木が飾ってある所で、見てるだけで心が和む
織姫も座った 三人は何時も仲が良かった
「そうだ これから染物しよっと」「あ!だったら先週の物も染めてねー光」
「え あー そうでしたね 分かりました」「典はどうすんの」「はい 書類書いてきます」
「じゃ私はどうしよう、、」「姫様は機織りをしてて下さい」「そうだね うん分かった」
光は機織りの他 染物担当をしていた 染物が得意なのだが実は、料理の鉄人でもあった
勿論、染物とは料理は違うが、染める時には職人的感覚が必要だが染め粉の微妙な匙加減が
うまいからだった そのおかげでうまく仕上げることが出きた
典の方は同じく染物も出来るが、それ以上に得意な事があった それは書道だ 墨汁で文
を書く事が得意であった 仕事関連の大事な書類を作成する担当だった
製品が完成するまでには まず取引先の細やかな商談が入る 先方とのやり取りの中で
間違いが無いように書面に記載する 次に製品の設計図が必要になるそれを作り型紙を
作る それから機織に進む流れだった
三人はは仕事の話が終わると和菓子の話になっていた 典が団子の話をした「典 好きだ
よね~ 団子~ え~ でもさ暑いから~羊羹の方がいいかな~」皆が冷たいヒヤッとした
美味しい羊羹を思い出した「あ! ありかも 羊羹」織姫が嬉しそうに頷いて言った
三人は和菓子好きで一緒に作ったり食べたり色々挑戦する 典が言った「じゃさー 冷たい
ずんだだったら」皆が想像した ヒヤッとした緑のずんだ、、、織姫が典を見た「うん うん
ありー ずんだありあり!」「そうくるんだ典 負けたな~」「さすが典ねー」その時
「媛様ーッ」母屋の方からとしが来た「媛様 門さんがおこしざます」「門さん 珍しい
ねこの時間」「田さんも一緒ざます」「はい じゃ行ってくる」「はい」「はい」織姫は
挨拶に行った 屋敷では客から貰い物が結構ある 先月もかなり門の氏から頂いた
そのお礼を言ってなかった 次回来た時にお礼を言うつもりでいた