ゲキ×シネ「阿修羅城の瞳2003」
http://www.geki-cine.jp/ashura03/
<あらすじ>
時に文化文政。巨大都市江戸。
一見平和そうに見えるその裏で、人と鬼との激しい戦いが繰り広げられていた。
江戸の闇から魔を救うために組織された特務機関“鬼御門(おにみかど)。
病葉出門(わくらばいずも・市川染五郎)は、そこで“鬼殺し”と恐れられる腕利きの魔事師だったが、五年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では鶴屋南北一座に弟子入りしていた。
が、謎の女つばき(天海祐希)との出会いが、彼の運命を狂わせた。
なぜか鬼御門に追われるつばきは彼に、「自分の過去を探してくれ」と頼む。
彼女の瞳の奥に宿る何物かに惹かれていく出門。
執拗につばきを追う鬼御門の先頭に、出門と兄弟同様に育った安倍邪空(あべのじゃくう・伊原剛志)がいた。
鬼御門の頭領十三代安倍晴明を奸計にはめて葬った邪空。
が、彼は更なる力を求めて、鬼を率いる美形の妖かし美惨(びざん・夏木マリ)と手を組み、彼らの前に立ちはだかる。
公開2日目に観てきました~。
DVDでは結構前に鑑賞済だったけど、やっぱり映画館で観て大正解だった。
臨場感が違う!
時間短縮も、(これは私自身が元のDVDの記憶が曖昧なせいもあるだろうけど)全く違和感なく綺麗に編集されていたと思うし、
長さ的にもちょうど良かった。
わーわー、これ本当凄い作品だなぁ、今さらながら…。
2度ほど、演出や映像のあまりの美しさ&天海さんの表情に泣かされかけました。
もう12年前の作品になるんですねぇ。
染様と天海さん、主役二人の美しさでじゅーぶん作品として成立してるレベルなのに、更に芝居としての魅力がいっぱい。
「新感染」なだけあって歌舞伎の様式美もあれば、聖子さんじゅんさんはじめ劇団員による、いつものようなドタバタギャグあり。
お笑いシーンはとことんハジケ、バシッと決めるところはとことん格好良く、役者さんの演技は鳥肌モノの迫力。
演出も見事だし、歌も踊りもアクションもてんこ盛りだし、中島かずきさんの書く台詞はどれもこれも粋でゾクゾクする。
かっちりメイン張ってるのは客演の皆様だし、古田さんも粟根さんも不在だけど、ザ・新感線な舞台。
本っ当素晴らしい。
以下、ネタばれ含む感想です。雑多。
阿修羅転生の為の三位一体の設定といい、出雲の飄々として粋な台詞やかけ合いといい、中島節全開のホンをがっつり堪能した。
いのうえさんの演出も、あれ生で観たらもっと鳥肌モノだったんだろうなぁ。
阿修羅城出現から戻橋が繋がる一連の流れとか、映像で観てもゾクゾクしたもの。
やっぱり映画館の大画面で見ると、諸々の演出ももちろんですが何といっても殺陣の迫力!
もう今は新感線では観られない、AC川前コンビの剛柔揃った殺陣は感涙モノ。
そこにサンボさんが入って、三界衆でどんぶらこ言ってるのとか本当可愛い(笑)
あの3人のとこ、そういえばカットされて…なかったけ?
そして、出雲vs邪空の殺陣が本当凄かったなぁ。
流石は伊原さん、元JAC。
新感線ファン的には00年版の古田邪空を推したいところだけど、甲乙つけがたいくらい伊原さんもハマってる。
実はこの作品の中の邪空の台詞が、新感線の数ある名台詞の中でも5本の指に入るくらい好きなんです。
つばきを助けに鬼御門に飛び込んできた出雲が、邪空を挑発するように言った「大した自信だな」的な言葉に対してふんと笑って
邪空「自分も信じられずに、何を信じる」
って言うところ。
自分も信じずに、何を信じる。
これ、悪役の台詞ですぜ?
主人公クラス(しかも熱血系)が言うような台詞じゃないのかよ…格好良すぎるよ…。
ちなみに新感線で他に好きな台詞は、
「あの世に逝く時でさえあの方は早駆けで一人先にいってしまわれた」(「髑髏城の七人」)
とか
「俺の辞書に不可能の文字はねえし、例えあったとしても俺には読めねえ!」(轟天)
とか…
いつか新感線名言集作ってほしい誰か(他力本願)
阿修羅の力を得ても鬼にならない為に、邪空が取る手段も、凄まじい執念を感じると同時にそうまで出雲に固執する切なさもあって。
悪役ながら邪空という人物はとても魅力的だし、更に言うなら邪空と美惨の関係が切ない。
や、別に劇中何があったわけでもないけれど、何だか美惨→邪空に対する気持ちって特別な思い入れがあったような感じだったから。
だから、あの2人が寄り添って倒れ、滅びていく場面が辛くて、美しくて、大好き。
そして、
鬼共の王・阿修羅によって鬼に与えられた救済が「滅びる」ことなら、56億7000万年後に訪れるという弥勒菩薩の救済とやらも楽しみだ、
そう嘲笑いながら消えて行く美惨の言葉が、途方もない話ながらとても怖いなぁと思う。
夏木マリさん、すげかった…。
メイクも格好ももの凄く不気味だからこそ漂う異様な色気と、あの声色に釘付けだった。
あと、大好きなシーンと言えばやっぱりあれですよね。
一幕終盤の、極限まで張りつめた空気を清明先生(のニセモノ)がぶち壊してからの、流れですよね。
清明のスッとボケと、ほぼ勢いだけで乗り込んできた桜姫の力押しに、邪空も鬼も訳も分からずタジタジになっちゃってるのが本当…(笑)
もー、あの温度差が、新感線の本領発揮って感じでたまらない!
瀕死だった出雲も思わず立ち上がってツッコミ役しちゃってるし!
(00年版では、実際古田邪空が言っちゃってますもんね。
「人がせっかく盛り上げた緊張感台無しにしやがって!」って(笑)
03年だと、ゲキシネではカットされたか、元々言ってなかったか。
あっちのキャストだと、古田邪空の後ろに粟根さんとじゅんさんがいるから、3人が桜姫の大砲にぴょこぴょこ跳ねまわって逃げてて本当可愛いんだわ…)
全体的に、ゲストの皆様が物語をメインで動かして、劇団員は張りつめた空気をうまいこと緩める役回りって感じでしたね。
ていうか、主に聖子さんの桜姫とじゅんさんの抜刀斎www
特にじゅんさん、やりたい放題過ぎ!!
しまいには、まさかの轟天@新橋演舞場、そしてゲキシネデビュー!(笑)
いろんな意味で完全に場違いなのに、しっかり拍手喝采なとことかが流石です。
とは言え、桜姫も抜刀斎も、しっかり清明を本物と見抜いているあたりが只者じゃありません。
桜姫と父ちゃんの関係もいいなぁ…。
清明先生役の近藤さんは三谷幸喜組のイメージが強いけど、新感線でもあの飄々とした雰囲気を生かしたステキなキャラクターをありがとう(笑)
影武者を語って現われた時の、
「ホンモノは!?」
と一同に聞かれて
「死んだよ?」
と返す気の抜けた声色めちゃめちゃ好き。
同じく新感線で観られて嬉しかった役者、鶴屋南北役の小市さん。
あの胡散臭くっていかにも一癖ありそうな笑みがたまりません。
まさに狸オヤジ!
にやーと笑った顔が、サンボさんに似てらっしゃるなぁと思ったのは私だけでしょうか。
いーよな、この人の、人としての魂は売っても物書きとしての魂は売らない!ってはた迷惑な心意気(笑)
結果的にとんでもないことに巻き込んで大迷惑なわけだったけど、腹立つどころかむしろ感心してしまう。
南北先生が無事に一座に帰ってくるのは、この物語の中でも一番大きな救いの一つだと思う。
そんなユカイな登場人物たちによる緩急もありつつ、阿修羅に転生するシーンではまさかの涙を…。
天海つばきの表情が素晴らしくって。
阿修羅としての壮絶な笑みを浮かべつつ、一方でままならない気持ちを秘めているのも分かる声色で出雲への恨みを語り、
頬には汗とも涙ともつかない滴が伝っていて、そういうの全部ひっくるめて美しすぎて泣いた。
あれは映像というか、ゲキシネの醍醐味ね…。
そして、最後に二人が心底お互いを愛おしそうに、楽しそうに戦うところも。
戦い続けながら
「出雲ぉ!」
と嬉しそうに名を呼ぶ阿修羅に泣いた。
ある意味新感線の中でも屈指のラブシーンだよなぁと思う。
作品としての魅力を否定する意味ではもちろんなく、最大級の褒め言葉として、2人の力で仕上がってる作品だなーと思います。
染様も天海さんも、汗の一滴に至るまで絵になっていて。
当たり前ですが、なんて華のある役者様方なのだろうと惚れ直した。
染様は楽しそーにギャグパートにも加わってて(パ○ラッシュwww)
カテコでは轟天物真似まで披露して下さってました。
ゲキシネの最後の最後の〆がそれでよかったの…?(笑)
それまで激しい殺陣や照明、大音量の効果音や歌の中での激しい殺陣、という場面が続いた末の、あの儚く美しいラストシーンも素晴らしいなぁ。
中島さんの書く話って、アテルイといい髑髏城といい、直近ではシレラギや蒼の乱といい、明るい暗いの差はあれど、結構分かりやすい結末な分そこまで引きずることってないんですけど。
この阿修羅城だけは少し特別というか、他とは違う感じがする。
風に舞う椿の花びらが、散ってしまって2度と還らない2人の恋の儚さでもあり、
それでも現世でつばきとして生きて愛し合った証だという希望でもあるような。
どっちとも取れる、だからこそ哀しく切なく、他の作品とは一味違う余韻が残りました。
古田さん粟根さん不在の作品だし、「蒼の乱」にGVGも控えてるし、とりあえず1回でいいかなーとか思ってたけど…。
割と今、2回目の誘惑と戦ってます(笑)
http://www.geki-cine.jp/ashura03/
<あらすじ>
時に文化文政。巨大都市江戸。
一見平和そうに見えるその裏で、人と鬼との激しい戦いが繰り広げられていた。
江戸の闇から魔を救うために組織された特務機関“鬼御門(おにみかど)。
病葉出門(わくらばいずも・市川染五郎)は、そこで“鬼殺し”と恐れられる腕利きの魔事師だったが、五年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では鶴屋南北一座に弟子入りしていた。
が、謎の女つばき(天海祐希)との出会いが、彼の運命を狂わせた。
なぜか鬼御門に追われるつばきは彼に、「自分の過去を探してくれ」と頼む。
彼女の瞳の奥に宿る何物かに惹かれていく出門。
執拗につばきを追う鬼御門の先頭に、出門と兄弟同様に育った安倍邪空(あべのじゃくう・伊原剛志)がいた。
鬼御門の頭領十三代安倍晴明を奸計にはめて葬った邪空。
が、彼は更なる力を求めて、鬼を率いる美形の妖かし美惨(びざん・夏木マリ)と手を組み、彼らの前に立ちはだかる。
公開2日目に観てきました~。
DVDでは結構前に鑑賞済だったけど、やっぱり映画館で観て大正解だった。
臨場感が違う!
時間短縮も、(これは私自身が元のDVDの記憶が曖昧なせいもあるだろうけど)全く違和感なく綺麗に編集されていたと思うし、
長さ的にもちょうど良かった。
わーわー、これ本当凄い作品だなぁ、今さらながら…。
2度ほど、演出や映像のあまりの美しさ&天海さんの表情に泣かされかけました。
もう12年前の作品になるんですねぇ。
染様と天海さん、主役二人の美しさでじゅーぶん作品として成立してるレベルなのに、更に芝居としての魅力がいっぱい。
「新感染」なだけあって歌舞伎の様式美もあれば、聖子さんじゅんさんはじめ劇団員による、いつものようなドタバタギャグあり。
お笑いシーンはとことんハジケ、バシッと決めるところはとことん格好良く、役者さんの演技は鳥肌モノの迫力。
演出も見事だし、歌も踊りもアクションもてんこ盛りだし、中島かずきさんの書く台詞はどれもこれも粋でゾクゾクする。
かっちりメイン張ってるのは客演の皆様だし、古田さんも粟根さんも不在だけど、ザ・新感線な舞台。
本っ当素晴らしい。
以下、ネタばれ含む感想です。雑多。
阿修羅転生の為の三位一体の設定といい、出雲の飄々として粋な台詞やかけ合いといい、中島節全開のホンをがっつり堪能した。
いのうえさんの演出も、あれ生で観たらもっと鳥肌モノだったんだろうなぁ。
阿修羅城出現から戻橋が繋がる一連の流れとか、映像で観てもゾクゾクしたもの。
やっぱり映画館の大画面で見ると、諸々の演出ももちろんですが何といっても殺陣の迫力!
もう今は新感線では観られない、AC川前コンビの剛柔揃った殺陣は感涙モノ。
そこにサンボさんが入って、三界衆でどんぶらこ言ってるのとか本当可愛い(笑)
あの3人のとこ、そういえばカットされて…なかったけ?
そして、出雲vs邪空の殺陣が本当凄かったなぁ。
流石は伊原さん、元JAC。
新感線ファン的には00年版の古田邪空を推したいところだけど、甲乙つけがたいくらい伊原さんもハマってる。
実はこの作品の中の邪空の台詞が、新感線の数ある名台詞の中でも5本の指に入るくらい好きなんです。
つばきを助けに鬼御門に飛び込んできた出雲が、邪空を挑発するように言った「大した自信だな」的な言葉に対してふんと笑って
邪空「自分も信じられずに、何を信じる」
って言うところ。
自分も信じずに、何を信じる。
これ、悪役の台詞ですぜ?
主人公クラス(しかも熱血系)が言うような台詞じゃないのかよ…格好良すぎるよ…。
ちなみに新感線で他に好きな台詞は、
「あの世に逝く時でさえあの方は早駆けで一人先にいってしまわれた」(「髑髏城の七人」)
とか
「俺の辞書に不可能の文字はねえし、例えあったとしても俺には読めねえ!」(轟天)
とか…
いつか新感線名言集作ってほしい誰か(他力本願)
阿修羅の力を得ても鬼にならない為に、邪空が取る手段も、凄まじい執念を感じると同時にそうまで出雲に固執する切なさもあって。
悪役ながら邪空という人物はとても魅力的だし、更に言うなら邪空と美惨の関係が切ない。
や、別に劇中何があったわけでもないけれど、何だか美惨→邪空に対する気持ちって特別な思い入れがあったような感じだったから。
だから、あの2人が寄り添って倒れ、滅びていく場面が辛くて、美しくて、大好き。
そして、
鬼共の王・阿修羅によって鬼に与えられた救済が「滅びる」ことなら、56億7000万年後に訪れるという弥勒菩薩の救済とやらも楽しみだ、
そう嘲笑いながら消えて行く美惨の言葉が、途方もない話ながらとても怖いなぁと思う。
夏木マリさん、すげかった…。
メイクも格好ももの凄く不気味だからこそ漂う異様な色気と、あの声色に釘付けだった。
あと、大好きなシーンと言えばやっぱりあれですよね。
一幕終盤の、極限まで張りつめた空気を清明先生(のニセモノ)がぶち壊してからの、流れですよね。
清明のスッとボケと、ほぼ勢いだけで乗り込んできた桜姫の力押しに、邪空も鬼も訳も分からずタジタジになっちゃってるのが本当…(笑)
もー、あの温度差が、新感線の本領発揮って感じでたまらない!
瀕死だった出雲も思わず立ち上がってツッコミ役しちゃってるし!
(00年版では、実際古田邪空が言っちゃってますもんね。
「人がせっかく盛り上げた緊張感台無しにしやがって!」って(笑)
03年だと、ゲキシネではカットされたか、元々言ってなかったか。
あっちのキャストだと、古田邪空の後ろに粟根さんとじゅんさんがいるから、3人が桜姫の大砲にぴょこぴょこ跳ねまわって逃げてて本当可愛いんだわ…)
全体的に、ゲストの皆様が物語をメインで動かして、劇団員は張りつめた空気をうまいこと緩める役回りって感じでしたね。
ていうか、主に聖子さんの桜姫とじゅんさんの抜刀斎www
特にじゅんさん、やりたい放題過ぎ!!
しまいには、まさかの轟天@新橋演舞場、そしてゲキシネデビュー!(笑)
いろんな意味で完全に場違いなのに、しっかり拍手喝采なとことかが流石です。
とは言え、桜姫も抜刀斎も、しっかり清明を本物と見抜いているあたりが只者じゃありません。
桜姫と父ちゃんの関係もいいなぁ…。
清明先生役の近藤さんは三谷幸喜組のイメージが強いけど、新感線でもあの飄々とした雰囲気を生かしたステキなキャラクターをありがとう(笑)
影武者を語って現われた時の、
「ホンモノは!?」
と一同に聞かれて
「死んだよ?」
と返す気の抜けた声色めちゃめちゃ好き。
同じく新感線で観られて嬉しかった役者、鶴屋南北役の小市さん。
あの胡散臭くっていかにも一癖ありそうな笑みがたまりません。
まさに狸オヤジ!
にやーと笑った顔が、サンボさんに似てらっしゃるなぁと思ったのは私だけでしょうか。
いーよな、この人の、人としての魂は売っても物書きとしての魂は売らない!ってはた迷惑な心意気(笑)
結果的にとんでもないことに巻き込んで大迷惑なわけだったけど、腹立つどころかむしろ感心してしまう。
南北先生が無事に一座に帰ってくるのは、この物語の中でも一番大きな救いの一つだと思う。
そんなユカイな登場人物たちによる緩急もありつつ、阿修羅に転生するシーンではまさかの涙を…。
天海つばきの表情が素晴らしくって。
阿修羅としての壮絶な笑みを浮かべつつ、一方でままならない気持ちを秘めているのも分かる声色で出雲への恨みを語り、
頬には汗とも涙ともつかない滴が伝っていて、そういうの全部ひっくるめて美しすぎて泣いた。
あれは映像というか、ゲキシネの醍醐味ね…。
そして、最後に二人が心底お互いを愛おしそうに、楽しそうに戦うところも。
戦い続けながら
「出雲ぉ!」
と嬉しそうに名を呼ぶ阿修羅に泣いた。
ある意味新感線の中でも屈指のラブシーンだよなぁと思う。
作品としての魅力を否定する意味ではもちろんなく、最大級の褒め言葉として、2人の力で仕上がってる作品だなーと思います。
染様も天海さんも、汗の一滴に至るまで絵になっていて。
当たり前ですが、なんて華のある役者様方なのだろうと惚れ直した。
染様は楽しそーにギャグパートにも加わってて(パ○ラッシュwww)
カテコでは轟天物真似まで披露して下さってました。
ゲキシネの最後の最後の〆がそれでよかったの…?(笑)
それまで激しい殺陣や照明、大音量の効果音や歌の中での激しい殺陣、という場面が続いた末の、あの儚く美しいラストシーンも素晴らしいなぁ。
中島さんの書く話って、アテルイといい髑髏城といい、直近ではシレラギや蒼の乱といい、明るい暗いの差はあれど、結構分かりやすい結末な分そこまで引きずることってないんですけど。
この阿修羅城だけは少し特別というか、他とは違う感じがする。
風に舞う椿の花びらが、散ってしまって2度と還らない2人の恋の儚さでもあり、
それでも現世でつばきとして生きて愛し合った証だという希望でもあるような。
どっちとも取れる、だからこそ哀しく切なく、他の作品とは一味違う余韻が残りました。
古田さん粟根さん不在の作品だし、「蒼の乱」にGVGも控えてるし、とりあえず1回でいいかなーとか思ってたけど…。
割と今、2回目の誘惑と戦ってます(笑)