科学作品展でも、ヒルは認知され始めた | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

四日市と三重郡の教育振興会で作る、科学展を見に行ってきました。


実は、O研究員の作品が科学展に出品されたという話を聞き、用事の合間を見て日曜日に見に行こうと思っていたところに、O研究員のお母さんからメールがありました。

川越中学校のS君って知ってますか。彼は、第一期のヒル研の研究員ですか。ボッサムさんの名前も書いてありました、と連絡がありました。


覚えています。かれは、当時一番小さい学年の子で、おとなしい子でした。1年で研究会はお休みになってしまったので、以後音信不通でした。それが、このような形で、彼の頑張りを知ることができて、とてもうれしかったのです。


さっそく、日曜の朝、四日市文化会館に足を運び、じっくり見せてもらってきました。

その「ヒルの驚くべき吸盤力」というテーマの作品でしたが、とても中学生らしい緻密な実験の結果を発表していました。そして数字を使って理科の研究らしく一般化する努力がしてありました。




じつは、この作品は、昨年度の最優秀賞をゲットしていて、県の作品展に出品されていました。今年は、参考作品として展示されていました。


でも、もう第一期のヒル研から4年もたっているのに、中学生の心の中で生きていたと思うと、とても嬉しいです。

一番入り口にあるので、みんなが目を止めていろいろ関心を示してくれていました。

また、全体を回ってきた人がいて、あっちにもヒルを研究しているのがあったよ、と誘ってO研究員の作品の方へ移動して行く人もありました。


また、O研究員の作品の前では、これはすごいよ、これ5年だもんねと母親くらいの年齢の人が数人で話していました。そして、最後の感想のところに将来医者になりたいと書いてあるのを見て、やっぱりね、これくらい目標を定めているといいわね、といろいろ話題になっていました。

私は、横で解説したくなる気持ちをぐっと抑えて、帰ってきました。


それにしてもヤマビルがだんだん人目に触れる研究対象になっていってくれると嬉しいですね。


また、年が明けたら、来年度のヒル研のメンバーをぼしゅうしますので、ぜひ応募してきてくださいね。