わたしはまだ生きて

50歳になろうとしている。


なんでだ真顔


日曜美術館の再放送を観て

なんか考え込んでしまった。


50年も生きなくったって

沢山の絵を描いて死んだ。


それでいいじゃないか。

その方がかっこいいよ。


ゴッホは37歳だって。


なんか羨ましいくらい。


わたしは…

わたしも画家になりたかったのに、

なんだかんだと絵を描かず、


楽に生きてきたけど、

生きてきた気がしない

虚しい人生。





中学生の頃は、

貧乏でも道端で絵を売って

その日暮らせたらいいと思っていた。


高校生の時に、

借金抱えた貧乏人と駆け落ちして


大学生になったと同時に

借金を返すために夜の世界に入った。


簡単にお金を稼げる事を知ってしまい、

借金返済後も結婚するまで続けた。


憧れの貧乏画家とは程遠い人生だった。


あんなに褒められていた絵を捨てて、

今はもう何も残っていないお金を得た。


優しい夫と可愛い子どもたちに恵まれ

幸せな筈なのだが、

なぜか納得がいかない自分の人生。


なんのために生まれてきたんだ真顔


お金に不自由にならないため?


人並に平凡で幸せになるため?


だったら生まれてこなくていい。


やりたい事をやるためにがいい。


じゃあ今からでも道端で絵を売るか真顔


貧乏画家でも貧乏主婦より響きがいい。



でも外は寒いなーもやもや


ネットで売るか。(誰も買わねーよ指差し)