今日は子どもたちがお年玉を使いに
車でデパートへ行った。
駐車料金は、
3,000円以上の購入で1時間無料、
というもの。
16才の息子と12才の娘とでは
買いたいものが違い過ぎるので、
50分後に集合する事にして、
わたしは娘について行った。
50分後、
息子が集合場所に現れない。
車の場所まで行ったかと思い
行ってみると、
息子のスマホが座席に忘れられていた。
これでは電話で呼び出す事もできない。
駐車料金が発生するまであと7分…
休職中の専業主婦は焦りに焦り、
慌てて駐車場から店内に駆け込み
店員さんを捕まえて、
必死の形相で
息を切らしながら頼み込んだ。
「む、息子が、いないんです
ま、迷子の案内をお願いします」
店員さんも慌ててくれた。
「お子さんのお名前と特徴は」
あぁ、絶対小さい子だと思われてる
「こ、子どもと言っても
もうそこそこ大きいので、
名前を聞けば本人がわかりますんで」
まさか、
16才で去年巣立った息子とは
口が裂けても言えなかったし、
この必死さも子どもの誘拐ではなく、
駐車料金の心配をしているとは
口が裂けても言えなかった。
そして、
ありがたい事に
店内放送はすぐに流され、
無事集合できた。
わたしと息子は笑えなかったが、
なぜか娘が笑いまくっていた。
大きなお兄ちゃんがいい歳をして、
まさか迷子の呼び出しをされるとは
思ってもいなかったからだろう。
まぁ、
おかげさまでギリ間に合い、
駐車料金は無料で済んだので、
これは笑い話になった。