昨日から
わたしの頭に(←要するに妄想ね)
数多くの質問が寄せられている。
「アタシの結婚相手の選び方は
オバサンにはわからないってことが
わかったけどさー、
それよりASDのアタシが
子どもを産んでいいわけ
それがわからないには
結婚なんてできないよっ」
といった内容である。
(※随分やさぐれた若い女性からだけど、妄想なのでご心配なく)
遺伝、心配だよね?
あなたもわたしも生まれてきたから
辛かった訳だし、
産まなきゃ未だ見ぬ我が子に
辛い人生を与えなくて済む訳で、
迷わなきゃいいのかもしれない。
それであなたが納得できるなら。
あなたが人生に絶望したり、
後悔したり苦悩したりしないで
死ぬまで生きていけるなら、
それでいい。
これでこの話はおしまい。
でも、そうじゃないなら、
ババアの寝言も読んでって。
こんな幸せなASDママと子どもも
この宇宙に少なくとも1組は
いるって知ってほしい。
そして、
こんな子どもが増えたら
地球は平和で
日本の未来は明るくなって
ASDも生きやすくなって
わたしの子孫にとっても
ありがたい
わたしは、
自分がASDだと知らずに産んだ。
だから、
あなたのその苦しい葛藤を
わかってはあげられない
でも、わたしは、
ASDと気付いてなくても、
「生まれなきゃよかった」が口癖で
自分の人生を憎んでいたから、
誰かに人生を与えるなんて
最初から考えられなかった
だけど、
結婚して3年も経つと
孫の顔見たいプレッシャーに負けたし、
夫はどんな子でも可愛いと言い張るし、
両親と夫に責任を押し付けて
被害者意識で産んでしまった。
親としての責任感ゼロで
自分はただのDNAの奴隷だと
頭も体も支配されてるだけだと
本気で思っていたけど、
産んで本当によかった。
自分でもびっくりだし、
迷っている人がいたら
伝えずにはいられない。
それは、
ASDと健常者のダブルは
最強かもしれないという事……
統計取ってみないとわからないけど、
研究してみたいくらい不思議な結果。
わたしの娘は、
育児サークルや幼稚園のプレ教室で
周りのお子さん達のように
無邪気に童謡を歌ったり
思い切り体を動かしたりして
楽しむ事ができなかった。
わたしも多分そうだったから、
わたしに似ちゃったんだなって
辛いような申し訳ないような
絶望的な気持ちになったのよ
ところが
3歳児健診でそれを相談すると、
健診後に別室に通されて、
簡単なテストと会話がなされた後、
「お母様、心配ありません
お子様は、むしろ、知能が高いです。
同い年の子と比べて、
2歳以上高いと思われます。
周りの子と同じ事ができないのは、
バカバカしくてくだらないからです。
歌も踊りも、
レベルが合わないのです。
何か習い事をさせてあげると
良いかもしれません」
と言われた。
だから、
幼稚な歌ではなくピアノを
幼稚な踊りではなくバレエを
習わせた。
けれど、
ピアノはいつも先生に
「本当に幼稚園生?」
と疑われ、
3年も習うと、
先生に習う前に弾けるようになり、
教室では合格を貰うだけになったので、
コロナをキッカケに独学に変えた。
バレエは5年も習うと、
まだ年齢が低いのに
上のクラスに入れられ
トゥシューズを履かなければならず
「足が痛い。
こんな事をして何になるのか?」
と、ごもっともな苦情と
疑問を投げかけられ、
反論できずにやめさせることに。
悟った言い方も何やら親より賢い。
絵や工作も、
幼稚園の時から先生方に、
「他のお子さんとレベルが違って
芸術的で感動してしまいます。」
「我々の見本より
はるかに上手です。」
と言われていた。
小学校でも、
いつも絵は金賞。
観察力が優れているからか、
自由研究でも
6年間学校代表に選ばれてきた。
好奇心も旺盛で
本をよく読み
常日頃から実験もする。
もうASDだって構わない、
むしろこんなに素晴らしい娘を
授けていただきありがとうだ
でも娘とASDの私とでは
決定的に違う所がある。
それは、人間関係。
娘の個人面談へ行くと、
必ず言われるのがその人望について。
「人気者です。」
「社交的で誰とでも打ち解けます。」
「男女ともに仲良くできています。」
「いつも周りに人が集まっています。」
「人が嫌がる事は絶対しない、
人との距離感が適切な大人です。」
私は、これらの言葉は全て、
特に人気者なんて無縁の人生だった。
こういう所が、
娘はASDとは違うのではないか
と考えている。
父親も人から好かれる
人望あるタイプなので、
いいとこ取りなのだろう。
恐るべし
ASDと健常者のダブル最強説
まぁ、
娘が思いやりのある
素晴らしい人間であることには
違いない。(←アンタと違ってね)
息子も人から信頼されている。
人気者という軽いノリじゃないけど、
委員長をして頼られ慕われていた。
わたしは委員長どころか、
班長すら任されたことがなかった
一つ言える事は、
どんな子どもも
素晴らしい所が必ずあるから、
あなたがそれを見つけて
伸ばしてあげる事を楽しめるなら、
迷う事は何もないって事
最強に生まれるかはわからないけど
最強に育てる事はできると思う
てゆーか最強じゃなくてもいいし、
親にとっては子はみんな最強だから
(↑ただの親バカ最強説じゃなくて)
よーし、
結婚相談アドバイザーを
やってる場合じゃない(←まだやってないし
)
わたしは、
ASDでも生きやすい世の中を
作っていくぞー
ってどうやって
それを今から考える