ブログを始めた翌朝、
初めて「いいね」がついた。
昨夜遅く投稿したのに、
誰が読んでくれたのだろう?
しかも、
自分でも訳のわからない人生を送ってきて、
誰からも理解されずに生きてきたのに、
一体誰が、え
共感してくれたというの
と、期待に満ち溢れていたら、
〈夫がASD〉という方からだった。
その方は、
夫がASDと判るまで、
夫の事を変な男と思っていたらしい
やはり自分も、
周りから、
〈可哀想な人〉というより、
〈変な人間〉だと
面倒臭く思われているんだろうと思ったら、
朝から大いに笑った
それで、
その方は、
妻の自分がカサンドラ症候群?になりたくないとかなんとか。
夫だけでなく、
ご本人も何やら
聞いたことのない
難病らしきご病気に
恐怖心を抱いておられていて、
なんてお辛く可哀想なんだろう
その恐ろしい、
カサンドラ症候群にならないよう、
心からお祈りした。
しかし、
カサンドラ症候群って何だ?
調べてみると、笑えなかった。
ASDの家族や身近な人が、
ストレスで
様々な体調不良を引き起こされる
というではないか。
すぐに、
自分の家族が心配になった。
まず、
わたしの母も兄も
どう見ても、
わたしよりはるかに
強烈なASDだから、
この2人に関しては、
とりあえずお互い様だ。
血液型がO型の父は、
わたしたち3人の事を
ただのB型だと思っていたので、
昔から口癖のように、
「これだからB型の3人は困る、
自分1人だけO型で辛い」
と嘆いていた。
母と兄は確かにB型であるが、
わたしは妊娠した時に血液検査をされて、
その時初めてO型である事を知った。
父がB型と決めつけて
あまりにも口撃してきたので、
一番最初に報告すると、
死ぬほど驚いていた。
それから二度と、
人を血液型で判断したり、
貶したりする事はなくなった。
最近、ASDと判明したので父に、
「3人とも、
B型のせいじゃなくて、
ASDのせいだったんだよ。
1人で大変だったね」
と労うと、
「いえいえ、とんでもない、
おかげさまで、楽しい人生でした」
と随分丸くなっていた。
多分、
ずっとB型として文句を言ってきた娘には、
もう何も文句は言えないのだろう。
ちなみに、わたしの夫は、
来年で結婚20年になるが、
ASDと気づいていなかったので、
ずっと
〈変な女〉
と思っていたに違いない