シマノ600 (FH-6403) 32H


なぜかダストカバーのプリントがFH-6400になっており、記憶にないが交換したのかもしれない。


古いハブだが、8-10速対応で汎用性の高く、数年前に入手したが、今では中古市場で少し前の74デュラくらいの価格で取引されていて驚く。





回転は申し分ないのだが、長らくメンテナンスしていなかったので一度メンテナンスすることにした。


中を開けると、イモグリスが少し残っていたがほとんど枯れかけ。新しいグリスでグリスアップする。





カップには少し鋼球の筋がついていた。少し残念。





反対側のキャップを外そうとしたところ、パキッと割れてしまった。2段になっているのだが、経年劣化で段差になっている上下が分離してしまった。





こんな時のためにかつて間違えて買った7速フリーの同グレードのシマノ600を手放さなくてよかった。





ハブ体は同じなので互換性がある。筋のついたカップも交換できたのだが、固くしまっており工具でも外せなかったので諦めた。





グリスはフィニッシュラインのセラミックグリス。粘度が高く、防水性が高い。


カップを外すためホイールを片側だけ組んだため、スポークを通してある。





ニップルは真鍮から





アルミに変更。20g以上の軽量化。外周部なので効果もあるだろう。





フリー側は4本組





反フリー側は6本組のいわゆるヨンロク組で組んでみた。


反フリー側を8本組でかつバテッドスポークで組みたかったが、スポークが手に入らず妥協に妥協を重ね、どちらも15番のヨンロク組みになった。


組み替え前と比べると、明らかに反フリー側のスポークテンションが高くなったのは手で握っただけでわかる。おそらく、組み替え前が緩すぎたのも考えられる。



と、ここまで書いてきたが、ハブの計測が間違えていたのか、スポーク長が間違っており組み替え前と同じくらいフリー側が長すぎた。





一応最後まで組み、ほんとなら組み直した方がいいのだが、忙しくて暇がないのでこのまま放置されている。





ちなみに以前実験的に組んだアラヤエアロ4とストレートプルのマビックのハブのホイールは、バラしてしまった。


あまりに反フリー側が緩くもっさりしているのと、事故車に乗っているような後輪のブレがあると感じ確認したところ盛大に振れていた。


手組みホイールは難しい。軽くて良いリムなのでどこかで再活用したい。