ニップルとスポークが揃った。ニップルは星のアルミニップル。
現代風にしたかったので、普段使うシルバーではなくハブの色に合わせてブラックにした。
ラジアル組で組むので、スポーク長は手持ちの#15×292mmを選択した。
星のバテッドがないストレートスポークは、ステンレスとスターブライトの2種類に分けられるが、こちらはスターブライト。
磁石につくことがスターブライトの特徴である。
他にも、頭に「H」の刻印があることもスターブライトの特徴である。ステンレスは「⭐︎」の刻印がある。
ただこの辺りは細かい変更を繰り返しているようで、必ずしも正しいとは限らない。今回は袋にもスターブライトとあったので間違いはない。
ステンレスよりもスターブライトの方が高級で、首が飛びにくいと言われているが、首が飛ぶほど酷使したことがないので、あまりこだわりはない。
ラジアル組でも、スポークはフランジの内側から通すことにした。
スポークが外側から出ることで、横向きに対する剛性が高くなることを期待してそうした。
ニップルとスポークのスレッド、リムのスポーク穴の内側には、ミシンオイルを少し差しておいた。テンションを上げていった時に、摩擦抵抗を軽減して調節しやすくなる。
途中ラジアル組にも関わらず、スポークがまっすぐ伸びていないことが気になったが、テンションを上げていくとちゃんと放射状に張れた。
スポークの頭が見えないこちらのラジアル組の方が見た目も好きである。
フランジの厚みがあったのでスポークと接触しないかが気になったが、大丈夫そうである。
いつも通り、テンションのばらつきがないかをテンションメーターで確認しながら、縦振れ、横振れを取り、徐々にテンションを上げていった。
リムの精度が高いとスポークテンションをある程度揃えるだけで、振れも収まるので助かる。かなりシビアに振れを取った。
馴染みを出せば完成。
リム: AMBROSIO Crono 28H
ハブ: AMERICAN CLASSIC MICRO HUB 28H
スポーク: ホシ スターブライト #15×292
ニップル: ホシ アルミニップル #15
持つだけで明らかに軽いのが分かるが、実際に重さを測ってみると、617gとかなり軽量。スポークの本数が少なければ、500g台も狙えそうだ。
普段使っている、マビックGP4×シマノ600のホイールがおよそ820gなので、200g近く軽くなったことになる。
あとは「持って軽いホイール」だけではなく、「走っても軽いホイール」かどうかを、試すのが楽しみだ。
リムセメントが切れていたので、買っておかなくては。