革職人とそれを買われる購入者では見る所が違う。
革職人は縫い目は気にするところ、購入者はどうか?よっぽどズレがなければ差ほど気にされないのではないか。
コバは革職人によっては気にされる方が案外多い、丁寧に時間を掛けて磨く方も案外多い。
購入者はどうか?これもまったくコバ処理がされてない限り差ほど気にされないのではないか。
このように革職人がこだわりをもってコバ処理を行っても購入者は分からない方が多いかも知れませんし、そういう事は案外望んでないかもしれませんし、革職人の自己満足に過ぎないのかもしれません。
革職人が丁寧に磨き込んで(自己満足に過ぎない)、こんなに手を掛けて製作していると思っていても、これを購入者に理解してもらうのは無理かも知れません。
購入者の多くの方々は、案外、ある程度見栄えがよくできていればそれで良いと考えてるかもしれません。
コバ処理に悩む方が案外多いようです。
私の場合は、以前ブログでも書いたと思いますが、コバ処理はのめり込まずにあっさりと行っています。
ヤスリで整え、トコノール(水でも十分艶が出ます)を塗って磨くだけです。(布かヘリ磨きなどで磨く)
【トコノール】:コバ仕上げ剤は他にもトコフィニッシュとかあります、コバ仕上げ剤なら何でも構いません。
このコバの工程を何回も行っている方も多いようです(コバ工程はきりがありません)、私は1回だけです、これで十分艶も出て綺麗になります。
私の場合にたまにロウ付け~熱処理~磨きと行う事もありますが、あくまで自己満足の為に行っています。