先日、私が働いている老人ホームで、コロナのクラスターが起きたと書きました。

幸い、私は戦禍には呼ばれませんでした。

いや、まだ今のところは…という状況でしょうか。



まだまだ毎日新規感染者が出ている状況です。

最初の方で感染した方々は隔離解除になってきています。


累計感染者数で、職員と入居者合わせて50名を超えました。


まだまだ終わりが見えません。





感染して一気に呼吸状態が悪くなった90代の方は、搬送先の病院でお亡くなりになりました。


また、同じく呼吸状態が悪くなった90代の方は、救急搬送のための救急車は来たものの、搬送先の病院が見つからず、老人ホームに戻されお亡くなりになりました。




コロナって、本当に世の中ではそこまで恐れるウイルスではなくなりましたが、高齢者にとっては、あっという間に命を持っていかれてしまうまだまだ怖いウイルスです。

高齢者は、やはり基礎疾患をいっぱい持っていますからね。


施設に入っている高齢者、コロナで亡くなることも、90代なら寿命だとみんな言います。

確かに私もその通りだと思います。

施設に入居している以上、集団生活ですから、感染症を完全に避けることはできません。



そうなんですけど…。

ついこの前まで一緒に居た方が、あっという間に亡くなってしまうというのは、なんともやりきれない思いが残ります。


無常だなって。


そして、無情です。


せめて、ご家族にお別れの気持ちの準備くらいさせてあげてほしいのに、そんなことすら許さないかのごとく、あっという間に連れて逝かれてしまう。



無情です。



そしてなにより、悲しいけれど、命の選別が行われています。


それが良い悪いと言っているわけではなく。


認知症の90代の施設入居の方ですから、受け入れを拒否する医療機関があることは、仕方のないことです。

今回治ったとしても、どのみちあと数年の命です。

治ったとしても、家に帰れるわけではなく、戻る場所は老人ホームです。


優先すべき命が他にあるのでしょう。



。。。


分かってはいるのですが、気持ちが追いつかないときがあります。
















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