最近、自分や他人の行動をもっと理解できるように、人間の行動の一つ

にまつわる特徴について考えてみました。

その特徴とは【美しさ】、つまり人間が持つ【表面】の美です。ニコニコ

 

【人の印象は見た目で大体決まる】

メラビアンの法則でも有名ですが、人間の第一印象は3~5秒で決まり、

その中の内訳としては:

 

・言語情報(話す内容)(7%)
・聴覚情報(声)(38%)
・視覚情報(見た目)(55%)

 

ご覧の通り、見た目が半分以上の第一印象となっております。

【見た目が良ければ全てよし】というのはまさにこの事ですね。ガーン

 

とはいえ見た目が【美しい】と判断されるのは大きく二つに分かれます

 

一つ目はその【国】の【美しさ】の基準、日本で例えると女性は【細身】、

【小顔】、【二重】、男性は【長身】、【髭無】というところが一般的に

一番重視されます。

 

二つ目はその人【個人】が持つ美の基準です。自分はちょっとぽっちゃり

とした人が好きだとか、メガネフェチだとか。時代によって【美しい】の

評価も変わってきますが、今回は省いておきましょう。キョロキョロ

 

人間は皆自分が美しいと思う物・人にひかれてしまいます。美しいと思えば、

その美しさの対象を自分の所有物にしたい、近くに置きたいという

風に思考が働くからです。ニコニコ

 

美しい者・人が近くにいれば、その人が癒される気分になります。

日本語でいう【目の肥やし】ですね。おねがい

 

さらに人間の本能もパートナーとして綺麗な人を選びます、理由は至って簡単:

綺麗な人だったら、そこから生まれる子も綺麗な子なはず、そうすれば子供も

大きくなったら綺麗な子供になり、モテる事が出来て、パートナー探しに困らないと、

本能が勝手に連鎖してしまうのだからです。

 

では綺麗だったら何でも許されるという事でしょうか?ガーン

 

【人間は美しければ人生で成功しやすいという事なのか】

 

必ずしもそうである訳ではありません。

 

もちろん、生まれながら持つ【美】というのは、生存する為において

大きな【武器】になりえます。グラサン

 

しかし綺麗だからといって、全てが上手く行くとは限りません。ショボーン

 

見た目が良ければ、それなりに代償を払う形になると自分は信じています。

例えば綺麗な人にありがちな話をしてみましょう:

 

・モテるのはモテるのだが、まわりの人は見た目しか見る事が出来なくて、

その人が持つ他の長所に目を向けない

 

・いくら頑張っても、一番最初に評価されるのは自分の見た目、それが場合

によって【自分は見た目だけじゃないのに!】という考え方になってしまう

 

・近づいてくる異性が全て見た目を狙っているだけで、時には人間不信になってしまう

 

・見た目があまり良くない人達に嫉妬されて、陰口されてしまう

 

・自分の事が好きなのか、それとも綺麗だけだから一緒にいるのかが分からなくなる

 

・これは日本人独自の特徴だと自分は思いますが、綺麗な人ほど【高根の花】

扱いされやすくて、【どうせ自分なんか相手にしてくれない】という思考が他人に働きかけ、

話しすらかけてもらえない(ちなみに【綺麗な人ほどダメな人と付き合う】というのは

ここに原因があります。ダメな人ほど異性に何も考えずアプローチを仕掛けますから、

綺麗な人はダメな人のかっこうの餌食となります)

 

このような現象が起こったりもします。もちろん鈍感な人ほど上記の事を全然気にせずに

【我が美を称えよ】的な生き方をしている人も中にはいますが爆  笑

逆に言うと上記の理由を全て理解して克服する事が出来れば、人生において大きな

アドバンテージを得る事が出来ます。ニコニコ

 

【美を持つだけで得られる事】

 

言うまでもないのですが、人間【美しさ】という武器を持っているだけで得られる事は

沢山あります。そして現代社会においてその武器が思う存分使える時代はまさに

今だと仮説します。例えば:

 

・就職活動するときに見られるのはまず履歴書というケースが多い中、履歴書の

写真だけ見て選ぶ会社は沢山います

 

・映像社会において見た目が良ければ自分が出来る仕事の幅が増えます。

タレント、モデル、俳優は言うまでもないのですが、例えば個人で色々出来る今だからこそ、

YouTubeでチャンネル開いたりすると、その【美しさ】に癒しを求めに来る人はかなり多いですキョロキョロ

 

・何もしなくても相手にされやすい(ただし自分の話をちゃんと聞いている

のかどうかは別、見た目だけに気を取られている場合も大)

 

・【可愛いから許す】とか【イケメンだからOK】というセリフは良く耳にしますね口笛

 

・見た目さえ良ければ様々なイベントやパーティーに誘われたり、横の繋がりが増えやすくなります

 

見ての通り使い方次第によって人間が持つ美しさはかなり攻撃力が高い武器に

なります。しかしこの武器には決定的な弱点があります。それは【時間】です。

 

【哲学においての美しさ】

 

ポルトガル語や英語に【Temporal】と【Atemporal】という言葉が存在します。

この言葉を日本語に略してみると:

 

・Temporal = 時間に左右される物

・Atemporal = 時間に左右されない物

ここ大事なので、皆さん覚えておいてくださいね。ウインク

 

皆さんご存知の通り、人間が持つ美しさにはタイムリミットがあります。すなわち

人間の【美】は時間に左右される、【Temporal】なのです。

 

10代から20代にかけてそんなに見た目に時間をかけなくても綺麗に見られる事は

ありますが、20代から30代にかけてはある程度の時間を費やさないと美しく

いられることは出来なくなり、30代以降はかなりの時間をかけないと綺麗でいられる

ことはできません。それが化粧だったり、ジムだったり、整形だったりもします。びっくり

 

しかしやがて50代や60代に近づいてくると、お金や時間をかけても【美】という物は

中々手に入らなくなります。結果残る物は何でしょう?キョロキョロ

 

皮肉なものです。お金という名の時間と、時間その物をかけて美を手に入れたのに、

同じ時間にそれを奪われるなんて。ショボーン

 

時間をかければ美が手に入る、しかし美で時間は手に入らない。

 

このように説明するといかに美という物が【Temporal】なのかが理解できると思いますが、

もちろんその美があったからこそ得られた経験という名の【宝物】【Atemporal】になります。

 

哲学ではよく時間に左右されない物に時間をかけなさいと言われます。さすれば自分が

年老いてもずっと自分の中で生き続ける事が出来るという理由があるからです。

 

しかし先程も述べた通り、美に時間をかけたからこそ得られた経験や思い出も、時間に

左右されない宝物になると自分は信じています。もちろん、歳をとっていつまでも美のみ

を求める生き方というのは、少し勿体ない気がしますが。ガーン

 

【生まれながら持っている美に価値を求めてはいけない】

 

親の遺伝子から受け告げられる見た目の特徴はいくつもあります:

 

・顔の形

・背の高さ

・目の色

・髪質

 

等々、全てを言おうとしたらきりがないので、ここまでにしておきましょう。

 

ここで何を言いたいのかというと、生まれながら持っている物にうぬぼれては

いけないという事です。ニコニコ

 

それは見た目だけにとどまらず、何も努力せずに持っている全てに当てはまります。

経済的ステータス、コネクション、国籍もそうです。

 

ゲームで例えると、生まれてすぐレベル50のキャラがずっとレベル50のままと、

レベル1で生まれてそこから頑張ってレベル50までたどり着いたキャラだと、同じ

レベル50でも持っている経験値の【質】が違うという事ですね。ニコニコ

 

人間はすでに持っている特徴に満足してしまうと、何かを得るための【頑張った】という

経験が手に入らなくなります。そしてそれは個人の人格においてに大きく影響します。

 

プレゼントとして貰った物と、頑張って得られた物、結果は同じであれ、その過程の

有無によって価値が違うという事です。

 

【結果論】【経過論】というのは、まさにこの事ですね。ここだけは人によって意見が

異なりますが、私はどちらかというと【経過論】派です。ニコニコ

だから頑張っている人を見ると、心がもろくなってしまいます。ラブ

 

生まれながら綺麗な人が悪いと言っているわけではありません、ただそれだけで

満足していたら、そこまでの人になってしまうという危険がある事を知って欲しいのです。ニコニコ

 

【自分や他人に美を求めるのはほどほどに】

 

【善も多すぎると悪になる】と自分はよく言いますが、美も同じです。

人それぞれ美を求める理由は色々あります:

 

・誰かの目を引きたいから綺麗になりたい

・自分自身に安らぎをもたらす為に綺麗になりたい、又は綺麗な人が欲しい

・褒められたいから綺麗になりたい

などと、色々理由があります。

 

しかしずっと【綺麗になりたい】と思っていたら、自分の他の所へ目が行かなくなって

しまって、結局【表紙だけが綺麗で中身が白いページの本】になってしいます。ガーン

 

同じく誰かに美を求めすぎてしまったら、恐らくその美によっての安らぎを得る事は

出来るが、結局表面的な繋がりになってしまう事も多々ある。表面しか評価しないのなら、

内面の見返りを求めてはならないという事ですね。本人がそれだけで満足するのでしたら、

それはそれでいいと思いますが。キョロキョロ

 

【目が見えない人にとっての美とは】

 

皆さん一度考えた事がありますでしょうか。目が見えない人にとって、美しさ

というのは何なのかと。キョロキョロ

 

美しさは人間の【五感】でいうと【視覚】に入ります。ならば視覚がない場合、

次に評価されるのは残りの五感になります:

 

聴覚 - 人の声

触覚 - 肌触り、髪の感覚など

嗅覚 - 香りやホルモン香など

味覚 - 相手が作ってくれる料理の味とか、肉体的な【味覚】と考えるとちょっと

エッチな内容になってしまうのでご想像にお任せします笑い泣き

 

さて、ここまでの内容を全て覚えているのなら、一つだけ五感に繋がりがある事に

気づく事ができます。それはなんでしょう?ニコニコ

 

人間が持つ五感は全て、【Temporal(時間に左右される】という事です。

 

・聴覚 - 人の声は歳を取ると段々変わっていきますし、出なくなってしまう事だって

あります。耳も遠くなって聞こえなくなってしまう事もあります。

・触覚 - 自分の皮膚の感覚も段々失われていくし、感覚が残っていても、相手の肌が

ザラザラになってたり、髪はパサパサになってたり、色々と変わります

・嗅覚 - 匂いも感じるのが難しくなったり、自分の匂いも悪くなったりします。

・味覚 - 味の差を感じなくなったり、お腹すら空かなくなります

 

そうなんです。五感はいずれ全て無くなってしまうのです。ガーン

 

自分の五感が全て無くなったら、何が残ると思いますか?恐らくその答えが、

世にも美しく、色あせない美だと言えるでしょう。ニコニコ

 

【究極の美とは】

 

先程の質問で、五感を全てなくして残るのは何なのかと問われましたら、自分が

出した答えは【記憶】です。ニコニコ

 

美しさというのは必ずしも見た目だけとは限らないと自分は思います。簡単に

例えるとその人の【行動】も一つの【アニメーション】、映像になって、記憶に残るのだからです。

 

一回自分が見た出来事は自分の頭の中にインプットされて、そしてその記憶は自分が

望めば何度でも目を閉じれば頭の中で再生されます。

 

そしてその何度も再生できる【記憶】には映像だけではなく、【感動】といった気持ちも入っています。

一瞬の美より、一生の安らぎ

皆さん花火を見た事がありますか?恐らく頭の中で綺麗な映像や音、その花火を

一緒に見た大切な人達とかが思い浮かぶでしょう。照れ

 

そして花火の写真とか、動画とか撮った事ありますか?恐らく写真を撮っても、動画を

撮っても、その時の感動を撮る事は不可能でしょう。

だから私は花火を見る時、一切写真を撮らないのです。ニコニコ

 

写真を撮るより、その時に自分の周りにいる人達や、自分のとなりにいる大切な人の

笑顔をちゃんと五感全てを使って感じて、その時の【記憶】を自分の心の中に一生しまって大事にします。

花火の美しさは空に散るあの瞬間だけではなく、一瞬で散るという【行動】によって

もたらされた様々な感動や思い出の【記憶】なのです。ニコニコ

 

それと同じで誰かに大切にされたり、サプライズされたり、感動をもたされることが、

【究極の美】だと自分は信じています。照れ

もしもあなたが私に表面的な美を差し出す事しか出来ないのなら、

あなたの美しさは私の記憶と共に時間が過ぎて消えるのでしょう。

しかしあなたが私に行動で感動という名の美をくれるのなら、

その美しさは私の記憶から消え去る事はないでしょう。

【まとめ】

 

いかがでしたか、今回の記事はかなりの時間を書けて書き上げた物なので、

皆さんに少しでも気に入ってもらえると嬉しいです。ニコニコ

【美学】について考えること自体、私自身の為になったので、色々試行錯誤するのが楽しかったです。

皆さんも表面的な美だけでなく、内面的の美に気を付けるように、心がけるように願っています。

ではまた今度 ニコニコ