こんにちは皆さん、財布は狭いけど心は広い、宮本ヒルです。
皆さんは何も隠さず自分の【素】を見せられる人は何人いますか?
今日はそれについてお話しをしたいと思います。
【偽りの笑顔は自分を傷つくだけだ】
自分は日本へ来てかれこれ11年経ちます。性格も結構なパーセンテージで日本人向けになったと自分でも実感しています。それでも中にはとても気にしている点があります。
それは【人間関係の浅さ】です。
私は仕事上でとにかく人によく会います。
ただ会ってる人の数が多いから、あまりそれぞれ
と深い繋がりを作ることが出来ません。
いや、言葉を変えてみましょう、【作ることが出来ない】より【本心を見せてくれる相手がいない】が正しいと思います。
その理由を理解するためには、少し日本人と外国人の違いを考える必要があります。
日本という国は、【仮面】を子供の頃から使わないといけないようになってると自分は考えています:
- 学校では【輪】から離れとしまうと、イジメにあったりするので、毎日会う人達だからこそ、なるべく争いを避けるために周りの人に合わせる。
- 学校を卒業して今度は仕事を始めると、仕事上の上下関係もある為、【すみません】や【申し訳ないです】の繰り返しで、周りとの調和を図る。
- 周りの人間関係も人と喧嘩する事を避けたいが為に、常に好き嫌い問わず、誰にでも笑顔を見せる。
このように、学校、仕事、友達との時間を考えれば、【仮面】を被ってる時間が人生の半分、下手したら半分以上も自分を偽ってる形になってしまいます。
人間にはありのままで居られる時間はとても大事です。仮面ばっかり被ってると息苦しいし、下手したら自分を見失って仮面の方が自分になってしまう事だってあり得ます。
逆に海外では【個性】というのが大事にされている上、自分の意見を言って口論したり、互いの意見を交換したりする事は良くある光景だ。
さて、では一体この【仮面】がどうやって人間関係が作りにくい環境を生み出してるのであろう。
先程も言いましたが、自分はとにかく沢山の人に会ってます。そうすると嫌でも誰が【素】で、誰が【仮面】を使ってるか分かってしまいます。
日本語では【付き合い上手】というのですが、自分にとってはその人は実際誰とも付き合う事が出来ず、むしろ悲しい人です。
何事も多いとダメになってしまうというのが自分の考えなのですが、笑顔も当てはまると思います。
皆んなに見せる笑顔というのは、結局価値が無くなってしまいます。そして見にくくもなる事も多々あります。
偽りの笑顔を皆んなに見せて調和を図るより、ちゃんと自分の中の好き嫌いをハッキリして【本当】の笑顔を自分が心を込めて選んだ方が、心が穏やかになると思いますし、笑顔を見てくれる相手にとっても失礼で無くなります。
ずっと笑顔でいる本人も疲れてるのです。しかもずっと笑顔でいたら、悲しい時に周りの人達が気づいてくれず、いつかは心もろとも壊れてしまいます。
そんなの、悲しいですよね。
周りを気にしてずっと使っていた笑顔が、いつかその周りにも気づいてもらえず自らを苦しめてしまうなんて。
だからこの記事を読んでる人にお願いがあります:
私の前では作り笑顔はしないで下さい。それはあなたの為であると同時に、私は偽物の笑顔が嫌いなので、自分の為でもあります。
化粧品は落とさないと肌を痛んでしまいます。偽りの笑顔も、心を痛めてしまうので、ほどほどにして下さい。