父がホームに入って数日は




備品やら何やら足りないものがあって




何度も買っては届け、その度に




父の顔を見に行く




知り合いからは




「ホームに入居すると症状進むよ」




とは聞いていた。




認知症でもルーティンワークとして




トイレに行ったり

(漏らしまくりだけど)



お風呂にお湯はったり

(自動スイッチわかんなくなって、シャワーヘッドを湯船に突っ込んでお湯出しっぱなしだけど)




晩酌したり

(酒飲んで暴言はいて立たなくなって台所に座り込んで助けようとするとこの家は俺の家なんだよ余計なことしないでとか言って殴ろうとして)




とかありましたが




今は静かにホームでご飯も食べて




スヤスヤ寝たり




何がわけわからん話してきますが真顔




この前行った時は




「いやーこれから予算会議なんだよー」

「ちょうど良かった、付き添ってよ」



へ?真顔




父は某研究所の所長だったので




本部の会議があった時の風景でも

思い出したのだろう



人が沢山いて



食堂でご飯食べてる



仕事で1番大変だったけど

充実していた時期



最後に鮮明になってくるのは



良くも悪くもそういう

深く刻まれた記憶なんだな



でも



帰りたい帰りたいって



もっと言われるのかと思ったけど



ぼやっとしているので



ここでしっかりプロの介護受けて



生活するのは



安全だし安心だ



家族が無理して



わからない介護して



みんなで憎しみつのらせて不幸になるより



お互い穏やかな気持ちになれる




はーーーー…。




ベストタイミングだったよ。




いやむしろ今まで相当頑張ったんじゃない?




我ら…。




グッジョブ!私!




あの時、決断して良かった…。