≪DON JUAN≫ un Spectacle Musical de FELIX GRAY
Licensed by NDP PROJECT 潤色・演出/生田 大和
令和6年7月28日 御園座 午前11時公演 1階10列上手側A席
演目発表時点で、みさきちゃんであれば、
「ああいった役どころは難なくこなせるだろう」
という予想で、実際には、ハマリぶりは予想通りの方向だったものの、期待をかなり上回る実力 (特に歌唱力) を見せつけられたという感じだったでしょう。
そして、こちらも、予想通り、
「ピッタリのはまり役」
だったでしょう。ただし...
○ 予想通り
となりに立つことの多かったのが「れいこちゃん」と「れいちゃん」という、
「超絶美貌」
のスターさんだったので、少し目立たなくなっていた気もしますが、ひとこちゃんの美質の一つは、やはりその
「美貌」
でしょう。そして、キャラとしては「白馬の王子様」というよりは、どこか
「暗い翳のある役どころ」
がハマるタイプだと、以前から思っていました。ということで、
「女、酒、そして目眩く快楽を追い求め、悪徳と放蕩の限りを尽くして生きる男」
って、まさに、
「ひとこちゃんのためにある」
ような役柄だと思ったわけだし、実際に
「蠱惑的な美貌であらゆる女を魅了する」
まさに、ドン・ジュアンが舞台上にいました。
④ 永久輝 せあ(97期・6番・研14 「ひとこ」) ドン・ジュアン 芝居 ☆☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆ / ダンス ☆☆☆☆
さらに、(羽生結弦様以外の?) 本当の男性には、ほぼ見られない
「手足が長く、ほっそりと華奢」
に見える美しいプロポーションを十全に活かしたダンスもまた
「ダイナミックで美しく、そして蠱惑的」
で、見応えがありました。
○ 二つの魔力
ただし、歌唱については「蠱惑的」とはいかなかったでしょう。音程の不安定さなどはなく、きっちりと歌い切ってはいるのですが、声質的に
「響きがやや薄く、軽い」
タイプなので、「歌唱に魅了される」という感じにはなり難いと思っていましたし、それもまた「予想通り」でした。
初演のだいもんが、その
「超絶的歌唱力」
によって、ドン・ジュアンの、
「人間離れした魔の魅力」
を表現していたのに対して、ひとこちゃんは、その、(本物の男にはなく) 男役にしかない
「蠱惑的な美貌」
で、それを表現したって感じでしょうか。そして、そのどちらにより魅了されるかは、人それぞれでしょう。
○ Only?
さて、初演でのひとこちゃんの役は、やはりここでしたか...。
⑤ 天城 れいん(104期・13番 「れいん」「あまね」) ラファエル 芝居 ☆☆ / 歌唱 ☆☆☆
ひとこちゃんにぴったりのはまり役だったこの役...れいん君の持ちキャラには、かなり合ってなかったかな...。特に「ACT 2」以後は、ある種の
「狂気を孕む鬼気迫る」
ようなお芝居が必要な役どころ...
「○顔/童〇」
系で、「可○らしさが抜けきらない」タイプだと。この役は表現しきれないように思いました。ただし、実力的には、お芝居も歌唱もきちんとこなしていたと思うので、あくまでも
「キャスティングの問題」
であると思います。主役コンビは勿論、前に書いた
「ドン・カルロ」「ドン・ルイ」
は、ともに主役コンビを超えたハマリぶりで、その他のキャストも、
「持ちキャラにあったはまり役ぶり」
が目立つ舞台でしたが、ここは、ちょっとハマらなかった気がします。
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