DVD「新雪国」解説、あらすじ

   ネット映画COM、解説:「人生に敗れた中年男と若い芸者の運命の出会いを描いたドラマ。監督は「パイレーツによろしく」の後藤幸一。笹倉明による同名小説を、笹倉と後藤監督、門馬隆司が共同で脚色。撮影を「かっ鳶五郎」の羽方義昌が担当している。主演は、「少女 an adolescent」の奥田瑛二と「ホタル」の笛木夕子。」

  ネット映画COM、あらすじ:「祖父の代から続いていた会社を倒産させてしまい、家と家族を失った50歳の芝野は、死に場所を求めて雪国・月岡温泉に辿り着いた。そこで、24歳の若い芸者・萌子と出会った彼は、全財産である200万円を彼女に預け、人生最後の一週間を彼女と過ごすことにする。そんな芝野の態度から、彼が死のうとしていることを察知した萌子は、身を投げ出して彼を優しく包んでいく。実は、萌子もまた同地の老舗旅館の跡取りで恋人だった男を事故で失った哀しい過去を背負っていたのだ。やがて、ふたりは愛し合うようになり、1週間が経った。最後の夜、芝野は萌子に東京での再出発を誓う。そして、必ず戻って来ると言う芝野に、萌子は半年だけ待っていると約束するのであった。」

  私の感想:川端康成の「雪国」が有名。だから、湯沢かと思ったら、「新発田」だった。私の会社の先輩に、その新発田から来ている人がいた。その人はズウズウベンだった。登場人物はだれ一人それはなかった。

 人生に敗れた、中年男というが、絶望的になったとき、人はこうもみじめ。投げやり的。いわゆる前向きな思考がない。そこに、若い女性に会い、心を打ちとけ、さらけ出すことで、もう一度生きてみようと決心する。人生、独りぼっちではない、どこかに理解し支えてくれる人は必ずいる。そんなことが、作者は言いたかったのかな。新潟県内とあり、雪景色も懐かしく、新潟の生活の厳しさも感じ、見入るように見た。古くても心動かせるものがある。

  きょうの徒歩数は3317歩でした。