新型コロナ前は日本人は中国への入境でビザが免除されていました。

もともとシンガポール、ブルネイと日本三か国しかビザ免除対象国ではなかったんですね。

新型コロナが収束して各国が入境規制を緩める中、中国はシンガポールとブルネイのビザ免除を再開しました。

本邦と中国には半導体規制に関連して海産物輸入禁止の措置などを取られております。

中国政府は日本政府に対し相互のビザ免除を要求しています。

これはおそらく日本側は譲らないでしょう。

揺さぶりでしょうか、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、マレーシアの6か国にビザ免除措置を試行しました。

 

 

深圳ならばアライバルビザを各入境で取ればいいですし、商談に訪れる人はAPECビジネスカードが有効です。

条件は、短期間行われる収入又は報酬を伴わない活動であって、商談、業務連絡、市場調査、投資のための契約締結、納品後の報酬を伴わないアフターサービス等に限定されます。

 

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/btc/index.html

 

APEC・ビジネス・トラベル・カード(ABTC)とは、APEC域内を頻繁に出張するビジネス関係者の移動を円滑にするために、

制度参加国・地域の政府が自国・地域のビジネス関係者に外務省が発行する特別なカードです。

 

検索しますと色んなブローカーがありますが、申請はめちゃくちゃ簡単なので直接外務省に申請したほうが良いです。

当社はABAC日本支援協議会の構成団体(日本経済団体連合会、日本商工会議所(日本商工会議所の会員である商工会議所を含む)に含まれているので本当に楽でした。

手引きには6か月掛かると書いてありましたが、中国の許可が出るまで1か月でした。

自分は中国の入境が出来ればとりあえずはいいので中途発行の依頼をして、実際のカードが送られてくるまで2か月弱でした。

 

疑問に思う事はQ&Aが網羅しています。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/apec/faq.html#q1

 

コストは2万円以下で個別にビジネスビザを取るよりも安価ですし期限の5年間何度も入出境出来ますし、一回の滞在許可も長いです。

このカードが良いのは下記の通り

・入境の際にABTC専用レーン(入国審査ブース)を利用することができます。アジア諸国では入国審査の窓口が混雑しているケースがあるため、円滑な審査が受けられること。

・入国にあたって査証(ビザ)が必要とされる国であっても、査証(ビザ)が免除されるため、出張前の煩雑な査証(ビザ)の手続きを行う必要がありません。例えば、ベトナムでは30日以内に再入国する場合は、査証(ビザ)が必要になりますが、APECカードを保有している場合は、査証(ビザ)が免除になります。

・ABTC保有者は、商用で短期訪問することを事前に承認をもらうため、カードを見せると、入国審査官も商用目的での訪問であることを直ぐに理解してくれます。そのため、執拗に質問されるなど、入国にあたってのトラブルを回避することが可能です。