司馬遼太郎 TBSラジオ📻小説
盗賊と間者 司会 竹下景子
幕末の京都を舞台に、大阪四国一円で名を知られた盗賊・天満屋長兵衛こと佐渡八が自分を泥棒から足を洗わせてくれた与力への義理と面倒を頼まれた間者・清七との友情そしてその許嫁おけいとの恋模様を哀愁交えて描いた人情傑作。
内容は読んでいただいて
この作品でよく出てくる
こうこういっぺんのこう?
正式な意味は辞書にあるが❓🤔
司馬遼太郎の説くこうこういっぺんのこうとは
仇討ちのため佐渡八は新選組頭近藤勇の寝床を襲い、匕首を喉にあて「元のドン百姓に戻れ。」と迫る。しかし泥棒は人殺しより上と考える佐渡八は近藤勇に嘲笑され近藤勇を殴り、手にも思わず力が入り傷も追わせ我に返り逃げ帰る。
そして仇討ちと人を傷つけない泥棒の誇りの矛盾した自分の行動を思わず吹いてしまう。苦笑😅
自分は利口者と思って他人の行動を笑うも自分も他人から見れば可笑しく見える。😆
最後新撰組近藤勇らを哀れな奴らと蔑むが?😝
近藤勇にしてみればたとえ3日でも大名になれた?🎊🤔
こうこういっぺんのこうなのかも知れない✨
人から見て不幸せに見えても本人は幸せであることもあるかもしれない、
その逆も?
幸福感幸せの基準は人それぞれで違う。
いつも集団行動でいながら、自分の価値観で他人を見る日本人の行動を揶揄したのでは?
出世した清七の妻になったおけいが本心は佐渡八と?
物見山でキセルを吸う佐渡八も清七が間者と見破られ別れて逃げるときおけいの顔が⁉️
一番出世した間者・清七だけがこうこういっぺんのこうなのか?🤔
佐渡八名言集✨👏
「人間なんていくら偉そうにしてても所詮道端に落ちてる石ころと同じ。斬られて死ねば道端の石ころになり、斬られなければまたうどん屋を続けるだけの事や。」
「人間はいっぺんすれ違うだけでいいと思うとる、いつまでも同じ人間同士同じ場所に集まりベタベタするのは好まん男や。」
「それもこうこういっぺんのこうやな、なら俺も泥棒のこうこういっぺんのこうや。」
「過去の事はどうでもええ、俺はきょう明日の事しか興味のない男や。」佐渡八
日本とは何か?🤔
日本人とは?😑
司馬遼太郎