なるほど番外京都−8 人間の劣化とは?ー着物 | hiroyukikokaのブログ

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京都で観光客が着物を着て闊歩する様になったのは、

インバウンドが京都に来襲してからですが、その着

物が京の景観を破戒しています、京には着物のこと

を褒めるのに「はんなり」と言いますが、意味は、

「花なり」から来ています。街並みに映える花の様

に美しい姿をあらわしますが、その様な着物は最早

観光地や街中では殆ど見られません、まるで、チン

ドン屋の様な派手で珍妙な柄の着物と帯、更に、日

本の絵柄ではなく、明らかに欧米の洋服の柄に、レ

ースまで使ったものがあります、この様な着物の柄

は日本では作られていません、殆どが、中国で造ら

れた化繊の生地です、問題なのは、インバウンドが

この様な着物を好むのは仕方ないが、日本の若い女

性が同じ様な着物を着て平気で歩いているのを見る

と情けなくなってきます。

かって、京都の高校の卒業式で反抗的な一部の学生

が浴衣(ゆかた)を着て卒業式に出ました、当然、

教師に叱られたのですが、その理由は、「浴衣は夏

の夕刻から着るもので、春の昼間に着るものではな

いと言われ、やるなら、本来の「正式」な「しきた

り」に則ってやれと、京都人としてのしきたりを知

らないでやった事を先生は叱りました。

着物を着るにもルールやしきたりがあるのです、特

に女性が着る場合は「はんなり」を意識して下さい、

京の街並みに一輪の花が咲いた様な!「映える」と

は目立つ事ではなしに周りに調和して、ひきたつこ

とです。