昨日は成城ホールさんで山下伶さんのコンサート、無事終了しました。 | ♪ ピアノマン → ヒロポの出航日記 ☆彡

昨日は成城ホールさんで山下伶さんのコンサート、無事終了しました。

昨日は台風が迫り来る中、
会場を埋め尽くす沢山の方々にご来場いただき、
山下伶さんのコンサートが、
成城ホールさんで無事終了しました。

今年の6月15日、
第34回F.I.H.ハーモニカコンテストの結果発表で、
グランプリ受賞が発表されたその瞬間、
その時には既に今回のコンサート開催が決定していました。

実際の制作は翌日の6月16日から始め、
山下さんがずっと夢であった弦楽四重奏を迎え入れること、
運営を踏まえた自分の受け持つ仕事量を考えた時に、
それは現実的にまず不可能でしたが、
身を削る覚悟で制作に取り組み始めました。

コンサートの音楽的な準備に取り掛かる、
その前のタスクを終えたのが9月9日。
翌10日より、
このコンサートのためにシフトすることが出来ました。

コンサートは演奏を、
お客さんに観て聴いていただくものですが、
その音楽の台本を作り、
音楽の演出をするのが、
音楽的に取りまとめて編曲をする、
自分の仕事です。

それは、
クロマティックハーモニカを主体とした、
ピアノと弦楽器4名で支えるオーケストラの役割を、
楽譜に記して、
頭の中にあるフレージングを演奏家へ伝えるということです。

9月10日以降は体調を崩したりしながらも、
アレンジを書いては、
山下さんと編曲を確認して、
音楽を伝える過程を踏み、
最後の曲はコンサート前日の10月4日朝に書き終え、
過去にないギリギリの状況で本番当日を迎えました。

また音楽的な部分だけでなく、
山下さんの、
アーティストとしての存在をお客さんに提示出来るよう、
コンサートの構成とステージングを考え、
ステージのフロントで表現していただくのです。

コンサートの準備には、
ホールの方や企画の方と連携を取りながら、
音楽的な事務仕事も色々とあるのですが、
当日動いていただくスタッフの一員である、
ヘアー&メイクさん、
そしてカメラマンさんも、
いつもお世話になっている専業の方に依頼し、
自分のコンサート並みの環境を作りました。

毎年1回リサイタルをされている山下さん、
今年は4回目となるわけですが、
自分は2011年、2013年に続き、
今回で3回目の参加となりました。

F.I.H.でグランプリを受賞された山下さん、
それまでの準備、
そしてそのステージで演奏をともにし、
グランプリを受賞したあの瞬間。

そんな山下さんへ僕からのプレゼントのひとつが、
今回のコンサートで形にすることが出来たと自負しています。

昨日公演の中で特に解説はありませんでしたが、
ピアノと弦楽四重奏のみで演奏された曲は、
F.I.H.から昨日のコンサートにいたるまでの日々を、
クロマテッィクハーモニカで、
山下さんに演奏していただくことをイメージして書き、
今回はピアノと弦のみでのアレンジでお届けしました。

最後に、
プログラムをお持ちの方はお分かりかと思いますが、

今回のコンサートのために、
オーダーからお手数をお掛けし、
また過酷な状況の中ご尽力くださった、
弦楽四重奏の方々を含めた、

昨日のコンサートを彩った演奏者全6名を、
スタッフの方々含め全ての方々に、
感謝の思いを込めてここに記します。

山下伶(クロマティックハーモニカ・フルート)
浅川寛行(サウンドプロデュース・編曲・ピアノ)

String Quartet(弦楽四重奏)
山本大将(1stヴァイオリン)
松村広樹(2ndヴァイオリン)
仁科友希(ヴィオラ)
小松舞衣(チェロ)