こんばんは&おはようございます。

 

 合言葉のように「暑さが厳しい」と至る所で耳にする今年の夏。在宅勤務だった今日は朝早く起きて近所をジョギングしたのですが、朝から東西南北どこを見ても湧き立つような入道雲が見られ、午前中一時的にですがザーッと雨が降ると言う不安定な天気。来週で8月も終わりますがとても「9月=初秋」とイメージする事が出来ません。

 過日、あるニュース番組で専門家の方が、「このままでは日本は四季から二季になる」とコメントしていました。年々春と秋が短くなっている実感は何となくありますが、これだけ暑いと今年の紅葉の色づきはあまり良くないのかも知れませんね。

 

 そんな残暑厳しかった今日12時の天気図は以下の通りでした。

23日12時 実況天気図(気象庁HPより)

 

 台風になれなかった元熱帯低気圧が九州南部に近付いています。この低気圧と本州の東に中心を持つ高気圧の縁を回る風の影響で、橙線で示した通り本州付近に暖かく湿った空気が送り込まれ、太平洋側で大気の状態が不安定になる一方、その空気が山を越え乾いた熱風が吹き下ろすフェーン現象により日本海側でこの時期としては異常な高温となりました。また、学校が始まった北海道では熱中症による痛ましい事故も起きました。

 台風7号が発生した時もそうでしたが、この夏は南から暖かい空気がひっきりなしに日本列島に送り込まれ、日本海側で度々フェーン現象が起きる等、上に書いたようなパターンがずっと続いているような印象があります。

 

   参考までに5年前(令和元年)の同時期の天気図は以下の通りでした。

令和元年8月24日9時実況天気図(気象庁HPより)
 

 既に停滞前線(秋雨前線)が日本列島付近に横たわっています。この年の東京の最高気温を調べると、お盆頃までは35℃越えの猛暑日が続いていましたがお盆を過ぎると徐々に下がり、8月下旬には30℃に達しない日が多くありました。今年は台風7号が日本海に抜けた後、北海道付近でチラチラ前線が見られましたが、まだ夏の高気圧の勢力が強いようで今日の天気図からは姿を消しています。

 

 明日の予想気圧配置も今日とあまり変わらず陸や北日本日本海側を中心に危険な暑さ晴れが続きそうです。それと気を付けておきたいのは日本のはるか南海上にある熱帯低気圧。今後台風になり近づく可能性もあるので注意して見ておいた方が良さそうです。

 

 さて、先日気象庁から9~11月の3か月予報が以下の通り発表されました。

気温、降水量3か月(9~11月)予報 (気象庁HPより)

 

 月が替わっても残暑厳しい状況が続きそうです。そして降水量を見てみると、9月は九州~東日本で例年より多いと予想されています。暑さが厳しい裏返しで大気の状態が不安定な事により天気が急変するケースがあったり、台風が影響しうると言う事でしょう。

 

 「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、そのフレーズ通り気温が落ち着いて季節が移り変わるでしょうか。

 また、上にも書きましたがこれだけ暑い時期が長引くと秋の紅葉シーズンもみじにも影響が出そうで、観光業界など今からやきもきする関係者もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

  今のところ、どのような終わり方をするのかが見えない今年の夏。暑さに耐える夏はいつまで続くのでしょうか。これも合言葉のように至る所で耳にしていると思いますが

 

「こまめな水分補給と、躊躇う事なくエアコンの使用を」

 

  

 

   

今日の一枚 

 今朝ジョギングした時に撮った一枚。朝から綿菓子のような雲があちこち湧き上がっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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