CATの本体への吸収合併に関して。 | 石井 洋之のブログ。

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CAテクノロジー 代表取締役社長 石井洋之のブログ。
「関わる全ての人々や企業を幸せに、そして成功へ導くことを」を人生理念において企業経営をしております。SEOテクノロジーを活用して日本企業を成功させるために日々研究中です。

代表藤田のブログにも記載されておりますが、
CAテクノロジーを本体へ吸収合併することにしました。

この会社は4年半前のあした会議で誕生し、
先月の「あした会議」で解散するという「あした会議」の存在感、
重要性を改めて感じさせるものです。

前回の「あした会議」で本体との事業シナジー的な提案がありました。
最終的には先月に北海道で行った役員合宿で、私が具体的な統合案を持参して決議しました。

当然、100%子会社とはいっても社長としてゼロから年間売上10億前後、営業利益 3~4億前後の会社を創ってきたわけですし、組織文化・風土も社長の色が根強くあります。統合に関してはいろいろなものがよぎったのは事実です。

しかし、小さくならず高い視点で考えてみました。

最終的に本体へ統合する案を決めた私の決断は、
お客様にとってさらによいサービスが提供できるようになるためです。
既存のコンサルサービスは現メンバーがほぼ担当させて頂きます。
そして、さらなる投資ができるようになります。

そして、社員にとってさらに学びの場・成長機会があるということです。

また、

CAテクノロジーという会社のサイバーエージェントの中の役割を考えました。

「競争と協調はセット」

サイバーエージェント独自の文化です。本体と子会社が競い合いながらサイバーエージェントグループで市場シェアNO.1を目指すという戦略です。

カルチャーそのものを体現しているのがCAテクノロジーだという自負があり、私自身も本気で好きな文化です。

実際SEO市場は成熟期に入っており、本体とも熾烈な競争はなく協調し合う方向になっておりました。

SEO市場の規模感からすれば、

・本体に合併するか?
・どこかの会社と統合するか?
・本体のSEO部門をCATに持ってくるか?


いずれの判断はいつかするつもりでした。

正直、CAテクノロジーの採用は創業時からサイバーエージェントのカルチャーに合っている方しか採用せずに独自採用を行わなかったのもこの時のためです。

市場の成長や成熟度に合わせて「協調と競争」を柔軟に変えていくのがとても大事ですが、思いのほかいろいろなしがらみ、気持ちがありすぐに動けないこともあるでしょう。

サイバーエージェントの未来のためにも、「協調と競争」の文化を最も体現し続けよう。それがCAテクノロジーの在り方であり、我々らしいのではないか?ということを皆に話して、本体との吸収合併を社員に理解してもらいました。

大きな市場で競争し合うことで圧倒的なシェアを取り続けることが大事ならば、必ずしも合併する必要はないと思います。スマートフォン市場は爆発的な大きな市場でまだまだ可能性があるのでSEO市場とはまた違った判断にきっとなるでしょう。私の管轄であるサイバーZのみんなも不安はあるかもしれませんが、市場次第なので今は、まだ何も考えずに大きく市場シェアを獲りにいきましょう。全く不安になることはないです。

統合には大きな変化があり、不安や恐れがあるかもしれませんが、変化をチャンスと捉えてすぐに実行できる人はサイバーエージェントで活躍する人の共通項です。

既存の会社、組織にとらわれることなく、
伸びている市場、大きな事業、大きな仕事をどんどんチャレンジしていきましょう。
それがサイバーエージェントのカルチャーであり、
サイバーエージェント社員にもそう在って欲しいです。
私自身ももっともっと体現していきたいと思います。

私は、本体の広告代理事業部門の役員として
9月からサイバーエージェントの企業価値向上に努めます。
この事業を伸ばし、大きく貢献することが使命だと思っています。

もともと5年間在籍していた部署なので、多くの仲間と仕事ができるのが楽しみです。

CATのメンバーは残り1ヵ月、過去最高の月にしましょう。
皆ならやれると信じています。