控除や助成の対象になるもの
NHKの受信料
身体障害者手帳1級または2級を所持している人は、受信料が半額になる。衛星契約にも加入していれば年間25,320円なので1万円以上お得。
携帯料金の支払い
身体障害手帳の受給者であれば、携帯の基本料金が割引に、キャリアによって名称は異なるが、NTTドコモなら月1,700円引きとなる。
通院のためのタクシー代
タクシー代や電車賃は医療費控除の対象になる。身体障害者の認定を受けている場合、乗車料金が割引になる助成券が配布される自治体もある。
高速道路の通行料金
首都高などの高速道路を含めた有料道路の通行料金が半額になる。身体障害者手帳の交付を受けているすべての人が対象となっている。
水道などの公共料金
自治体や業者によってばらつきがあるが、世帯に身体障害者の認定を受けている人がいれば、水道料金が50〜70%割引になるケースもある。
飛行機の料金
航空会社各社は、要介護認定を受けた人やその家族に航空券の割引制度を設けている。時期や行き先によって異なるが40%前後の割引が適用。
公共施設の入場料
美術館や映画館、温泉なども身体障害者手帳で割引の対象になる。施設によって異なるが、無料で入場できる公園や動物園も多数存在する。
自動車税・自動車取得税
障害者認定を受けた場合、自動車税は年間で最大で45,000円減免に。また、自動車取得税は課税標準額300万円に税率を乗じた額が引かれる。
あんま・マッサージの治療費
治療目的であんまや鍼灸師による治療を受けた場合は医療費控除の対象になる。同居する家族の医療費と合算して10万円を超えても申請可能。
松葉杖の購入費
通院時に必要な松葉杖や入院時にレンタルした車いすといった、がん治療の結果体力が低下して必要になった医療器具は医療費控除の対象になる。
住宅改造の補助
介助のために浴槽を大きくしたり、段差を解消したりする場合は補助がおりる。箇所によっては金額が変わるが浴槽では最大10万円の助成がある。
月57,600円〜10万円以上の医療費
高額療養費制度により、月間にかかる医療費の合計は10万円以下に収まる場合がほとんど、手術の前に事前申請しておいた方が安心。