バルジャンはとても熱い男。
普段それは内に秘めて。

捕まってから司教さまと出会うまでの数々の苦い経験でその沸点はだいぶ低くなっていたと思いますが。

その後はとても我慢強く思慮深く、そしてある意味とても臆病だったと思います。

彼は聖人でもなく聖人になろうとしてる訳でもない。
自分は聖人だなんて思ってないけど誰が見ても触れ合っても聖人にしか見えない、大胆でお茶目でユーモアがあり思慮深く慈悲深く懐の深いミリエル司教さまを、ただ誰よりも静かに尊敬し続けた男だと。

そんなただの人間だと。

シャン・マチウの誤認裁判の時もマリウスの手紙を読んだ時もいつでも人間くさく泥くさく悩みに悩みます。
常に司教さま越しの神に問い続けながら、苦悩の末やっとの想いで決断し、どんな状況でもどんな事でも一度決断したら断固たる決意で行動したんだと思います。

司教さまに赦され諭され、その向こうにいる神へ自分の行いを問い続ける。

そして最後、コゼットとマリウスに次を託し、天で待つ司教さまの元へ。


精一杯を尽くして、頑張ります。


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