やはり、どうしようもないただの下衆野郎なのか。

ユゴーはきっとバマタボア的な生涯をただ怠慢に惰性で過ごす資産家を大勢見てきただろうな。

原作を読んでいると、もしかしたらテナよりもある意味人として本当に救いのないミゼラブル(悲惨)な人種なのかもとも感じる。




…、彼にも1つくらい善いところがあったのかな…


母親の命日には欠かさず墓地へ行ってたかな。


庭に咲く薔薇だけは愛でていたかも。


母親の温もりを求めて娼婦を買い、止められないサディスティックな行為の後…、1人罪悪感に打ちのめされ泣いているかも。

それでも次の日にはまたオンナを買いに行ってしまう…。


ピエロに扮して自分で有り余る金と時間を、そして自分の人生を皮肉っているのか…。




人の人生は計り知れない


役者としてやりがいのある役柄、歌いがいのある旋律であると同時に、その人物を形成する全てを創る作業が役者の仕事であり、やりがいである事を彼に教えてもらう。



『ドブネズミの無為徒食』
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