山下さんが劇団ひまわりで手掛けて下さった一発目の演出作『マクベス』で魔女役でお世話になった。

ちなみに魔女三姉妹の長女(^-^)
この時は可愛い妹達にもいろいろな美しさで引けを取らなかったわよ♪笑



その時山下演出に感じたのは舞台(の神さま)に対する敬虔な気持ち(深く敬い慎む想い)と、登場人物のイメージとして利用した狼の様な狡猾で邪悪な人間のドロドロとしたダークサイドが激しく躍動するエネルギー。



その後の『リア王』や『アンチゴーヌ』にも同じ様なエネルギーのベクトルを感じた。


人間(役者自身)の内に秘めた闇の部分をマクベスやマクベス夫人、リア、クレオン等の役を使って裸にさせ爆発させていく。





その後ある出来事をきっかけに傾向が少しずつ変わっていったと劇団ひまわりのテラスでご自身がおっしゃっていたのを思い出す。


『十二夜』(喜劇)で傾向の変化をちょろっと感じたけど、『アンネの日記』や『カラフル』、『コルチャック先生』で、『アンチゴーヌ』ではあまり感じなかったまだ若い(気持ちの若々しい)主人公の純粋さや未来への希望に光が真っ直ぐ当てられていたと感じた。
(『アンチゴーヌ』では主人公のアンチゴーヌより、敵役であるクレオンを人形を使って6人で同時に台詞と人形操作を分けながら演じ、クレオンという人間の多面性を表現した秀逸な演出の方がインパクトが強かった。その多面性の中にはもちろん闇でない面もあったけど。『ロミジュリ』はあまり記憶になし…(^^ゞ)






そして、今年の『蒼い妖精とピノッキオ』。

そこで感じたのは、今まで一貫して変わらない舞台への尊敬と感謝の想いと、なんとも言えない爽やかな風の薫りだった。


蒼い妖精の苦悩の末、風となるコトを選んだ潔さ。

ジェペットじいさんの底抜けの明るさ。

そして、ピノッキオの成長。



人間のダークサイドは、その為の手段に。







今後もミュージカルはおやりにならないのかなぁ~

今度聞いてみよっと(^-^)

それかたまにはまたガッツリとシェークスピアも♪




自分なんかにも気さくに芝居の状況について話して下さる時のちょっと照れながらの優しく可愛い笑顔がステキなんです(^O^)笑

こんな事言ったら怒られちゃうな、すみません(^-^)