先週末、散策に出かけた街が神保町。
古本屋が多い街ですが妻が行ってみたいということで、36年前の記憶をもとに案内しました。
カフェと一緒になった古本屋も増えていて、おしゃれな本屋さんが街を活気づけていました。
ちょうどNHK朝ドラ「虎に翼」が放映されていることもあり、その舞台の明治大学やお茶の水にある湯島聖堂、神田明神などを散策しました。
お昼には、当時の友人と一緒に行っていた欧風カレーの「ボンディ」を30分ほどの行列にもかかわらず並んで待ちました。
今もカレーを注文すると「じゃがいもが2個」付いていて、当時と一緒だと懐かしみながら美味しくいただきました。
じゃがいもが2個付くのは、カレーの中にじゃがいもを入れてしまうと水っぽくなるため別にして提供すること。
また、学生が多い街のため、お腹いっぱいになって欲しいという初代店主の思いからとのことです。
さて、36年前の記憶を思い出したので、当時水道橋にあったLEC法総研(教材等を制作する部署で、当時のメンバーに日司連の副会長もいます。)で一緒だった友人の話です。
その彼は、私と同い年で当時(平成元年)はお互い20代。当時の私は飯田橋に住んでいましたが、その彼の帰る最寄り駅は神保町のため、そこまで私としては少し回り道をしながらも、よく一緒に帰りました。
そこで、彼と一緒に食事した店で今でも覚えているのが、先ほど紹介した「ボンディ」のカレーでした。
法律家としての志を熱く語る彼は、当時、検事をめざし司法試験に挑戦していました。
私は司法試験をめざすわけでもなかったのですが、司法書士試験に合格してLEC法総研に所属し講師をしていましたので、彼のその想いを受け止めながら、二人で将来のことを語り合っていました。
結局、彼は志半ばで司法試験を断念し、法律家への道は閉ざされてしまいましたが、今でもその時の彼の法律家への想いに触れると胸が熱くなります。
NHK朝ドラ「虎に翼」を観ていると、目標を果たせず、法律家を断念せざるを得なかった仲間とその当時の彼が重なり、目頭が熱くなります。
これまでに大勢の断念せざるを得なかった仲間たちのことを思うと、今の状況に感謝しつつ、襟を正す気持ちを今も持てています。
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