こんにちは!

メンズパーソナルスタイリストのヒロユキです。

 

読者の皆様
「イエローベース」と「ブルーベース」って聞いたことありますか?

 

その色が
・黄みを帯びているか
・青みを帯びているか

という要素で、ファッションや美容に携わる方々であればよく聞くワードかと思われます。

 

 

では、色の「清濁」というと聞いた事はありますでしょうか?

 

イエベ、ブルベをご存知の方でも
この「清濁」という要素ってあまりピンと来ない方が多いんですね。

 

カラーの診断をする中でも、耳馴染みのない言葉の為に詳しくいつも説明をさせて頂くのですが
実際にドレープを当ててみると、「清濁って大事ですね」となる事が多いんです。

 

色の要素=①色相 ②明度 ③彩度
と色ってこの三属性で語られる事が多いのですが

もう1つ色の似合わせに大事な要素の「清濁」について解説させていただきます。

 

 

色の清濁って?

 

清濁とは色のクリア感、マット感の事。

 

クリアで清らかな色味の清色は
お顔にハリツヤを乗せ、若々しくイキイキとした表情に見せ
マットで落ち着いた色味の濁色は
お顔をマットに見せ、肌に均一感が出て上質な、落ち着いた上品さのある雰囲気に見せる事が出来ます。

 

加えて、シーズンの要素として
春はシーズンの特徴としてクリアな清色の割合が多く出てきます。


夏は、春に比べてマットな濁色のシェアが多くなってきます。
夏の色は彩度が高めの色でも濁色の色が多い為、色の強さを抑えられる為にくどくなりすぎないんですね。

 

 

実際の色の見比べ

では清濁ってどんな色なの?という所で

 

20年春夏のトレンドカラーをベースに例を挙げてみました。

 

ブランドのイメージによって
このトレンドカラーをベースに調整を加えている為
この通りのカラーが店頭に並んでいるとは一概に言えませんが
濁色ベースのカラーが多いですね。

 

清色は、純色と、純色に白あるいは黒を加えた色。黒も清色となります。
黒が苦手、というのはこの清色が苦手なケースも多いです。

濁色は、純色にグレーを混ぜた色。

 

画像では明るい色が中心の為分かりづらいですが
純色に黒を混ぜた色には注意が必要です。


純色に黒を加えた色は、理論上は清色の部類で「暗清色」といいますが
暗さから濁っているように感じられやすい。「心理的濁色」と呼ばれますが
正式には清色の位置付けとなります。

 

 

清濁が似合う場合と似合わない場合

では次に清濁の似合う場合と似合わない場合の効果の解説です。

 

◆清色が似合う場合
・肌にハリ、ツヤが乗る
・肌に透明感が出る
・色の純粋な綺麗さが出る
・若々しく見える

 

◆清色が似合わない場合
・クリアに見える反面、シミやシワ、クマ等の欠点も浮きやすくなる
・肌がテカテカして見える(ツヤ感にならない)
・無理な若作りに見える

 

◆濁色が似合う場合
・上質感や落ち着きのある上品な雰囲気が出る
・肌がマットに、均一感が出る
・シミやシワが目立たなくなる

 

◆濁色が似合わない場合
・老けて見える
・濁色のマット感が、濁っている印象に見えてしまう
・ボンヤリとした印象になる

 

このような効果の違いが出てきます。

 

今の所、自身のカラー診断のお客様は20台後半〜30台前半程の比較的お若い方が多いですが
肌にハリのある方が多いため、そのハリ感が調和しやすい為に清色が似合いやすい方が多いですね。

 

反対にある程度お年を召した方等ですと、清色のハリ感はくどくなりやすかったりもするので
濁色の持つ滑らかな上質感が調和しやすく
地味といったマイナスイメージではなく
ゴージャス等といったプラスイメージに結びついてきます。

 

ただ、年配の方に清色を合わせる事でアンチエイジング効果を出したり
お若い方に貫禄を出す為に濁色を合わせる事が良いケースもある為、一概には言えない為注意が必要となります!

 

 

素材の質感との関係性

クリア、マットという色の見え感を意味する清濁は
色だけでなく素材でも効果が現れます。

 

清色に似た効果のある素材
→シルクや高番手で織りの詰まったシャツ、スーツ生地やハイゲージの表面がフラットなニット等。
光沢感やハリのある生地は清色に似た効果が得られます。

 

濁色に似た効果のある素材
→ツイードや織りのザックリとした生地、モヘアなど毛足の長い生地やローゲージの表面に凹凸のある生地。
これらは濁色に似た効果が現れます。

 

清色が得意でやや濁色が苦手な自身は
素材に関しても表面のフラットな生地が得意で
凹凸感は調和しずらく感じる事が多かったりもするんですね。。(骨格との素材似合わせも関連してきます)

 

という所で
清濁を大きく捉えると、その物体が持つ質感とも捉えられるので
色のマットorクリアに加えて、物体の凹凸感というのも要素として関わってきます。


 

 

以上が色の要素の1つである、清濁の持つ効果です。


いかがでしょうか?
耳馴染みのあまりない要素である<清濁>ですが
その要素が及ぼす効果はとても広く、イエベブルベと同じくらいに
色の似合わせを行う際に重要な要素となります。

 

是非この機会に色を視る視点を増やしてみてくださいね!

 

それではまた!

 

パーソナルスタイリスト ヒロユキ

 

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